膵臓の特殊染色(別冊No. 8)を別に示す。染色法はどれか。…
午後 第46問
膵臓の特殊染色(別冊No. 8)を別に示す。染色法はどれか。
- (1)PAM 染色
- (2)Bodian 染色
- (3)Grimelius 染色
- (4)Warthin-Starry 染色
- (5)Masson-Fontana 染色
正答 (3)
正答は (3)。染色法は Grimelius 染色です。
【標本の見方】
赤く染まった膵臓の外分泌部(腺房)に囲まれて、淡く染まった細胞の集まり(Langerhans 島)があります。島の中の細胞のうち一部の細胞が、黒褐色の細かい顆粒で染まっています。
Grimelius 染色は、還元剤を加えて銀を析出させる好銀性(嗜銀性)の染色で、内分泌細胞の分泌顆粒を黒く染めます。膵島では主にグルカゴンを作る A(α)細胞が染まります。消化管や肺の神経内分泌細胞、カルチノイド(神経内分泌腫瘍)の診断にも使われます。
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【ほかの選択肢】
(1) PAM 染色 過ヨウ素酸で酸化してメセナミン銀で黒く染める方法で、腎糸球体の基底膜を見るのに使います 誤り
(2) Bodian 染色 神経細胞の軸索や神経原線維を染める鍍銀法です 誤り
(4) Warthin-Starry 染色 スピロヘータやヘリコバクター・ピロリなどの細菌を黒く染める方法です 誤り
(5) Masson-Fontana 染色 自分で銀を還元できる好銀性(銀親和性、argentaffin)の物質、つまりメラニンや消化管の EC 細胞の顆粒を染めます。膵島の A 細胞は還元剤がないと染まらないので、Grimelius 染色を使います 誤り
出典:2025年(令和7年) 臨床検査技師国家試験 問46(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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