線溶亢進による出血傾向を認める先天性疾患はどれか。…

午後 第67問

線溶亢進による出血傾向を認める先天性疾患はどれか。

正答 (1)
正答は (1)。線溶が亢進して出血しやすくなる先天性の病気は PAI-1 欠損症です。 PAI-1(プラスミノゲンアクチベータインヒビター1)は、プラスミノゲンをプラスミンに変える組織型プラスミノゲンアクチベータ(t-PA)の働きを抑える蛋白です。PAI-1 が生まれつき足りないと、線溶(血栓を溶かす働き)が抑えられずに強くなり、いったんできた止血の血栓がすぐに溶けて、傷や手術の後にしばらくしてから出血する(後出血)のが特徴です。α₂-プラスミンインヒビター欠損症も同じように出血を起こします。
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【ほかの選択肢】 (2) プロテイン S 欠損症 凝固を抑える仕組みが弱まるため、血栓症(静脈血栓塞栓症)を起こします 誤り (3) 高ホモシステイン血症 血管の内皮が傷み、動脈・静脈の血栓症を起こしやすくなります 誤り (4) プラスミノゲン欠損症 線溶が弱まる病気で、出血ではなく、粘膜にフィブリンがたまる偽膜性の結膜炎などを起こします 誤り (5) アンチトロンビン欠損症 トロンビンなどを抑える働きが弱まり、血栓症を起こします 誤り

出典:2025年(令和7年) 臨床検査技師国家試験 問67(厚生労働省 公表)出典元ページ

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