肺拡散能〈DLco〉が低下しないのはどれか。…
午前 第19問
肺拡散能〈DLco〉が低下しないのはどれか。
- (1)肺気腫
- (2)肺切除後
- (3)間質性肺炎
- (4)気管支喘息
- (5)肺血栓塞栓症
正答 (4)
正答は (4)。気管支喘息では肺拡散能は低下しません。
肺拡散能(DLco)は、肺胞から毛細血管の血液へガスがどれだけ移りやすいかを、一酸化炭素を使って調べる検査です。肺胞の面積、肺胞と毛細血管の間の膜の厚さ、肺毛細血管の血液量(ヘモグロビン量)で決まります。気管支喘息は気道が狭くなる病気で、肺胞や毛細血管は保たれているため、DLco は正常か、むしろ高めになります。
【ほかの選択肢】
(1) 肺気腫 肺胞の壁が壊れて、ガス交換の面積と毛細血管が減るので低下します 誤り
(2) 肺切除後 ガス交換をする肺そのものが減るので低下します 誤り
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(3) 間質性肺炎 肺胞の壁(間質)が厚く硬くなり、ガスが通りにくくなるので低下します 誤り
(5) 肺血栓塞栓症 血栓で肺の血流が途絶え、ガス交換に加わる毛細血管の血液量が減るので低下します 誤り
【見分け方】
閉塞性障害で DLco が下がる → 肺気腫(COPD)
閉塞性障害でも DLco が保たれる → 気管支喘息
多血症や肺胞出血では DLco が上がることがあります。
出典:2025年(令和7年) 臨床検査技師国家試験 問19(厚生労働省 公表)出典元ページ
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