子宮頸部細胞診のPapanicoloau 染色標本の弱拡大写真(別冊No. 11A)と強拡大写真(別冊No. 11B)を…
午前 第52問
子宮頸部細胞診のPapanicoloau 染色標本の弱拡大写真(別冊No. 11A)と強拡大写真(別冊No. 11B)を別に示す。適切な判定はどれか。
- (1)NILM〈陰性〉
- (2)LSIL〈軽度扁平上皮内病変〉
- (3)HSIL〈高度扁平上皮内病変〉
- (4)SCC〈扁平上皮癌〉
- (5)Adenocarcinoma〈腺癌〉
正答 (4)
正答は (4)。適切な判定は SCC(扁平上皮癌)です。
【標本の見方】
弱拡大(A)では、細胞が多く、異型のある細胞が大小さまざまに重なりながら広がっています。細胞の間には炎症細胞などもみられます。
強拡大(B)では、細胞質がオレンジ G に濃く染まる角化した異型細胞があり、その核は濃く染まって形や大きさがそろっていません。
ライトグリーンに染まる細胞にも、大きな核やクロマチンの増えた核、核の大小不同が目立ちます。
異常な角化を示す異型細胞(オレンジ G 好性で核が濃く不整)が多く、細胞の形や大きさがばらばらで、核の異型も強いことから、角化型の扁平上皮癌を考えます。
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【ほかの選択肢】
(1) NILM 異型細胞のない陰性の判定です。この標本には異型の強い細胞が多数あります 誤り
(2) LSIL 表層〜中層の大きな細胞に軽い核の腫大やコイロサイトーシスがみられるもので、このような強い異型や異常角化はみられません 誤り
(3) HSIL N/C 比の高い小型の異型細胞が主体で、核の異型はありますが、浸潤癌を思わせる奇妙な形の角化細胞や、細胞の多様性はそれほど目立ちません 誤り
(5) Adenocarcinoma 円柱状の細胞が柵状や腺のような配列をとり、核小体が目立つ腺系の異型細胞です。角化はみられません 誤り
出典:2025年(令和7年) 臨床検査技師国家試験 問52(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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