次の記述のうち,Bワーカーが大学へ提案した内容として,適切なものを1 つ選びなさい。…
精神障害リハビリテーション論 第40問
〔事例〕大学1 年生のAさん(18 歳,男性)は,前期の成績で多くの単位を落としてしまった。成績を見た母親が大学に相談したところ,学生支援室を紹介された。数日後,Aさんと母親は学生支援室のキャンパスソーシャルワーカーであるB精神保健福祉士(以下「Bワーカー」という。)の元を訪れ,面談した。母親は「Aは,小学校入学後に落ち着きの無さが目立ち,専門医の受診を勧められ,発達障害と診断された。高校までは学校側に発達障害を伝え,教員のサポートを受けて大きな問題は生じずに卒業できた。大学ではこれまでのようなサポートを申請するか迷っていた」と話した。Bワーカーは,本学には障害学生支援制度(以下「支援制度」という。)があり,これまでも支援制度を利用している学生が居ることなどを説明すると,Aさんと母親は安心して申請を希望した。面談後,Bワーカーは発達障害がある学生が大学に相談に来ることも増えてきたことを踏まえ,今後大学として改めて取り組むべき事柄を,大学に提案した。次の記述のうち,Bワーカーが大学へ提案した内容として,適切なものを1 つ選びなさい。
- (1)発達障害がある学生専用の学生寮を設置する。
- (2)発達障害がある学生に選択させるための合理的配慮内容のリストを前もって用意する。
- (3)教職員全員に向けて発達障害についての研修会を実施する。
- (4)障害の程度によって,単位認定基準を緩和することとする。
- (5)本人及び保護者以外の誰からでも支援制度の申請を可能にする。
正答 (3)
正答は (3)。適切なのはこれです。
発達障害のある学生への支援を大学全体で進めるには、学生に関わるすべての教職員が発達障害の特性や、合理的配慮の考え方を理解していることが大切です。教職員全員に向けた研修会は、相談が増えている状況に応じた、大学としての取組です。
【ほかの選択肢】
(1) 発達障害のある学生専用の寮を設けるのは、学生を分ける対応で、
共に学ぶ環境づくりの考え方に合いません。 誤り
(2) 合理的配慮は、学生一人ひとりの状況に応じ、本人と大学との
対話(建設的対話)を通じて決めるものです。あらかじめ用意した
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リストから選ばせるのは適切ではありません。 誤り
(4) 合理的配慮は、教育の目的や評価の本質を変えない範囲で行う
ものです。単位の認定基準を緩めることはこれに当たりません。
誤り
(5) 支援の申請は、本人の意思の表明に基づくのが原則です。誰からでも
申請できるようにするのは適切ではありません。 誤り
出典:精神保健福祉士国家試験 第28回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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