事例を読んで,救急病院のAソーシャルワーカー(社会福祉士)のBさんへの対応に関する次の記述のうち,適切なものを2 つ選び…
保健医療と福祉 第105問
事例を読んで,救急病院のAソーシャルワーカー(社会福祉士)のBさんへの対応に関する次の記述のうち,適切なものを2 つ選びなさい。〔事 例〕住民票を移さないまま都市部に移り住んだBさん(55 歳)は,ここ10 年ほど簡易宿泊所で寝起きし,週4 日程度の日雇労働に従事し,その日暮らしである。ある日,息切れと胸痛のため路上でうずくまっていたBさんは救急病院で結核と診断され,さらに排菌しているため,入院を勧告された。簡易宿泊所で感染したものと考えられた。Bさんは健康保険の被保険者であるものの医療費の一部負担金が払えない,働かないと生活ができないと訴えて,入院を拒否している。
- (1)入院した場合,公費負担により一部負担金が発生しないことを説明する。
- (2)傷病手当金について説明する。
- (3)療養補償給付について説明する。
- (4)住民票の住所地であれば医療扶助を申請できることを説明する。
- (5)選定療養費の対象になることを説明する。
正答 (1)(2)
正答は (1)と(2)。適切なのはこの2つです。
Bさんは、一部負担金が払えないことと、働かないと生活できないことを理由に入院を拒んでいます。
(1) 排菌している結核患者が感染症法に基づく入院勧告により入院した
場合、医療費は公費で負担され、所得が一定以下であれば自己負担はありません。一部負担金の不安に応える説明です。
(2) Bさんは健康保険の被保険者なので、病気で働けない間は、
要件を満たせば傷病手当金を受けられます。収入がなくなる
不安に応える説明です。
【ほかの選択肢】
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(3) 療養補償給付は、労災保険の業務上の傷病に対する給付です。
結核は簡易宿泊所で感染したと考えられ、業務上のものとはいえません。 誤り
(4) 生活保護(医療扶助)は、住民票の住所地に限らず、実際に
いる場所で申請できます。住民票の住所地でなければ申請
できないという説明は誤りです。 誤り
(5) 選定療養は、差額ベッドや紹介状なしの大病院の受診など、
患者が選んで受ける保険外の部分です。費用の負担を減らす
制度ではありません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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