事例を読んで,次の記述のうち,母親の発言を受けた乳児院のA家庭支援専門相談員のこの時点での対応として,適切なものを2 つ…
児童・家庭福祉 第93問
事例を読んで,次の記述のうち,母親の発言を受けた乳児院のA家庭支援専門相談員のこの時点での対応として,適切なものを2 つ選びなさい。〔事 例〕乳児院に入所中のBさんは1 歳である。出産直後に児童相談所が母親の同意を得て,乳児院への入所措置となった。母親(20 歳)は,生活が落ち着くまでは月1 回程度の頻度であったが,ここ半年程は週1 回から2 週に1 回の面会を重ねている。最近,母親が面会の際に,Aに向かって「児童相談所から,はじめて取り組む養育であり,現実的に仕事と子育てとの両立は大変だろうと言われた」。続けて「でも,養子縁組は考えられないし,児童養護施設への措置変更も受け入れられない。2 歳の誕生日までには引き取りたい」と発言した。
- (1)保育所に通わせることが,家庭引き取りの条件になることが多いので,この機会で保育所を利用するための申し込みを促した。
- (2)定期的に面会に来ていることの評価を踏まえ,2 歳の誕生日を目標に家族再統合に向けた取組を一緒にしてみないかと助言する。
- (3)親が家庭引き取りをすることを前提とし,面会交流ができる養育里親に関して説明した。
- (4)養子縁組は子どもに安定した家庭を提供する制度であることを丁寧に説明し,国や自治体が作成している資料やパンフレットなどを提供した。
- (5)小規模で家庭的な児童養護施設が増えていることを話して,児童養護施設への措置変更も選択肢の一つとして考えるように話した。
正答 (2)(3)
正答は (2)と(3)。適切なのはこの2つです。
母親は、ここ半年は週1回から2週に1回の面会を重ねており、養子縁組や児童養護施設への措置変更は受け入れられず、2歳の誕生日までに引き取りたいと話しています。
(2) 定期的な面会を評価し、母親が示した2歳の誕生日を目標に、
家族再統合に向けた取組を一緒に進めようと助言するのは、母親の意向と努力を尊重する対応です。
(3) 家庭引き取りを前提に、面会交流を続けられる養育里親の制度を
説明することは、乳児院の後の子どもの養育の場について、母親が受け入れられる選択肢を示す対応です。
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【ほかの選択肢】
(1) 保育所の利用の申込みを促すことは、引き取りの条件として
決まっているものではなく、母親の意向や準備の状況を確かめる
前に進めるのは早すぎます。 誤り
(4) 母親は養子縁組は考えられないとはっきり述べています。その
直後に養子縁組を勧める資料を渡すのは、母親の意向に反します。 誤り
(5) 母親は児童養護施設への措置変更も受け入れられないと
述べています。それを選択肢として考えるよう話すのは、母親の意向に沿いません。 誤り
出典:社会福祉士国家試験 第38回(令和7年度)(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公表試験問題)出典元ページ
最終更新日
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