75 歳の男性。左側顎下部の腫脹を主訴として来院した。診察の結果、顎下部蜂窩織炎と診断し、抗菌薬の点滴静注を開始したとこ…
C問題 第37問
75 歳の男性。左側顎下部の腫脹を主訴として来院した。診察の結果、顎下部蜂窩織炎と診断し、抗菌薬の点滴静注を開始したところ、投与開始5 分後に呼吸困難を訴えた。胸部の聴診で喘鳴が聴取され、全身の皮膚に膨疹を認める。この時の生体情報モニタ画面の写真(別冊No. 11)を別に示す。まず投与すべき薬剤はどれか。1 つ選べ。
- (1)アスピリン
- (2)ジアゼパム
- (3)アドレナリン
- (4)リドカイン塩酸塩
- (5)アセトアミノフェン
正答 (3)
正答は (3)。点滴開始すぐの呼吸困難・喘鳴・全身の膨疹に血圧低下とSpO₂の低下を伴うアナフィラキシーなので、まずアドレナリンを筋肉内に注射します。
【見るところ】
モニタでは心拍数135回/分の頻脈、血圧75/39 mmHgの低血圧、SpO₂ 84%の低酸素です。
アナフィラキシーでは、原因薬の投与を止め、人を集め、アドレナリン0.01 mg/kg(成人は最大0.5 mg)を大腿の前外側に筋注します。あわせて酸素投与、仰臥位で下肢を挙上し、輸液を行います。効果が不十分なら5〜15分ごとに繰り返します。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) アスピリンは急性冠症候群などで使う抗血小板薬なので 誤り
(2) ジアゼパムはけいれんを止める薬で、アナフィラキシーの第一選択ではないので 誤り
(4) リドカインは局所麻酔薬・抗不整脈薬なので 誤り
(5) アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬なので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問37(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「C問題」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第70問16 歳の女子。あごの歪みを主訴として来院した。幼少時から自覚し、徐々に増悪しているとい
- 2025年(令和7年) 第10問デブリードマンの目的はどれか。1 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第38問口臭恐怖症患者の特徴はどれか。2 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第68問72 歳の女性。市が行った介護予防教室でオーラルフレイルを指摘されて来院した。身長は15
- 2024年(令和6年) 第9問母子健康手帳の省令様式において、妊娠中と産後の歯科の記載事項はどれか。2 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第39問予防接種法に基づいて0 歳児に定期接種されるワクチンはどれか。1 つ選べ。
スポンサーリンク


