46 歳の男性。開口障害を主訴として来院した。3 日前に他院で下顎右側第二大臼歯の抜去後から次第に疼痛と腫脹が増大し、昨…
C問題 第39問
46 歳の男性。開口障害を主訴として来院した。3 日前に他院で下顎右側第二大臼歯の抜去後から次第に疼痛と腫脹が増大し、昨日から開口しにくくなってきたという。体温は38.3℃で、嚥下痛がある。診察の結果、口腔外から切開排膿することとした。初診時のエックス線画像(別冊No. 12A)、造影CT(別冊No. 12B)及び切開部位の模式図(別冊No. 12C)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。適切な切開部位はどれか。2 つ選べ。
- (1)ア
- (2)イ
- (3)ウ
- (4)エ
- (5)オ
正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。右の顎下部から口底に広がる膿瘍なので、下顎下縁より下の右の顎下部(オ)とオトガイ下部(エ)を、下縁と平行に切開します。
【見るところ】
造影CT(B)で、右側の口底から顎下部にかけて、辺縁が造影される低吸収の膿瘍があります。表では白血球数19,000/μL、CRP 15 mg/dLと強い炎症です。模式図Cでは、アとイは下顎下縁より上の下顎骨の上、オとエは下顎下縁より下の右顎下部とオトガイ下部、ウは左の顎下部です。
顔面神経の下顎縁枝は下顎下縁の近くを走るので、口腔外の切開は下縁から1.5〜2 cmほど下に、下縁と平行に置きます。
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【ほかの選択肢】
(1) アは下顎骨の上で、顔面神経下顎縁枝の走行に近いので 誤り
(2) イはオトガイ部の下顎骨の上で、膿瘍のある口底・顎下部から離れ高すぎるので 誤り
(3) ウは膿瘍のない左側なので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問39(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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