74 歳の男性。歯肉からの出血を主訴として来院した。数年前から気付いていたがそのままにしていたという。歯周基本治療後に上…
C問題 第45問
74 歳の男性。歯肉からの出血を主訴として来院した。数年前から気付いていたがそのままにしていたという。歯周基本治療後に上顎右側犬歯と第一小臼歯に歯周外科手術を行うこととした。初診時のエックス線画像(別冊No. 16A)と再評価時の口腔内写真(別冊No. 16B)を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。適切なのはどれか。3 つ選べ。
- (1)骨移植術
- (2)歯肉切除術
- (3)FGF-2 製剤の応用
- (4)歯肉弁根尖側移動術
- (5)Widman 改良フラップ手術
正答 (1)(3)(5)
正答は (1)と(3)と(5)。再評価でも4と3のあいだの口蓋側に8 mmのポケットと垂直性の骨欠損が残るので、Widman改良フラップ手術で開けて、骨移植やFGF-2製剤で再生を図ります。
【見るところ】
X線画像Aでは、小臼歯と犬歯のあいだに垂直性(くさび状)の骨欠損があると読めます。表では4の口蓋側中央・近心に8 mmのポケット(出血あり)、3の口蓋側にも5〜6 mmのポケットがあります。動揺はありません。
垂直性の骨欠損には、組織の再生を目指す手術が適します。FGF-2製剤(トラフェルミン)は歯周組織の再生を促す薬で、骨移植材とともに使えます。Widman改良フラップ手術は歯肉を温存して骨欠損を明視し、清掃する術式です。
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【ほかの選択肢】
(2) 歯肉切除術は骨縁上の仮性ポケットなどに使い、骨縁下の欠損は治せないので 誤り
(4) 歯肉弁根尖側移動術は骨を整えてポケットをなくす切除療法で、垂直性骨欠損の再生には向かないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問45(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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