48 歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、固定性インプラント義歯による治療を行うこととした。…
D問題 第81問
48 歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、固定性インプラント義歯による治療を行うこととした。上部構造を装着する前(別冊No. 31A、B)と装着後の口腔内写真(別冊No. 31C)を別に示す。矢印の処置の目的はどれか。1 つ選べ。
- (1)適合調整
- (2)接着力の強化
- (3)平行性の確保
- (4)アバットメントの強化
- (5)装着セメント迷入の防止
正答 (5)
正答は (5)。アバットメントのスクリューの穴や溝を材料でふさぎ、上部構造を合着するときにセメントが入り込まないようにしています。
【見るところ】
上部構造を装着する前の写真(A)では、アバットメントの唇側にスクリューの穴(溝)が開いています。写真(B)の矢印の所では、その部分が白い材料でふさがれていると読めます。
セメント固定の上部構造では、アバットメントのスクリューの穴にセメントが流れ込むと、のちにスクリューを外す必要が出たときに取り出せなくなります。そのため穴を仮封材やテープなどでふさいでから合着します。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 適合の調整は上部構造の内面や辺縁を調整する処置で、穴をふさぐ目的ではないので 誤り
(2) 接着力の強化には内面のサンドブラストやプライマー処理を行うので 誤り
(3) 平行性はアバットメントの選択や形成で確保するもので、穴をふさいでも変わらないので 誤り
(4) 穴をふさぐ材料でアバットメントの強度は上がらないので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問81(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「D問題」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第37問口腔癌のTNM 分類で、頸部リンパ節における節外浸潤〈節外進展〉を示すのはどれか。1 つ
- 2024年(令和6年) 第71問インプラント窩の形成時に熱傷を生じやすい骨のCT 値(HU)は ① 以上である。
- 2025年(令和7年) 第8問口内法エックス線画像(別冊No. 2A、B)を別に示す。A とB で変更したのはどれか。
- 2025年(令和7年) 第33問右側頸部郭清術後の写真(別冊No. 9)を別に示す。矢印の神経の支配筋はどれか。2 つ選
- 2025年(令和7年) 第62問パラタルアーチの使用目的はどれか。1 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第5問咬合検査で引き抜き試験に用いるのはどれか。1 つ選べ。
スポンサーリンク


