6 歳の女児。下顎の膨隆を主訴として来院した。かかりつけ歯科医のエックス線検査で異常を指摘されたという。下顎左側乳臼歯部…
A問題 第55問
6 歳の女児。下顎の膨隆を主訴として来院した。かかりつけ歯科医のエックス線検査で異常を指摘されたという。下顎左側乳臼歯部に骨様硬の膨隆を触知するが圧痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No. 14A)、エックス線画像(別冊No. 14B)、CT(別冊No. 14C)及びH-E 染色病理組織像(別冊No. 14D)を別に示す。診断名はどれか。1 つ選べ。
- (1)歯牙腫
- (2)線維性異形成症
- (3)セメント芽細胞腫
- (4)石灰化上皮性歯原性腫瘍
- (5)セメント質骨性異形成症
正答 (1)
正答は (1)。歯の組織からなる小さな硬組織が顎骨の中に多数集まっているので、歯牙腫です。
【見るところ】
B:下顎左側の乳臼歯部から前方にかけて、多数の小さな不透過像が集まった塊と、その周りの透過帯があります。
C:CT で、顎骨の中に小さな硬組織の粒が多数集まっています。
D:エナメル基質・象牙質・歯髄のような組織が、歯に似た配列で並んでいます。
歯牙腫は歯の組織が過剰に作られた過誤腫で、小児〜若年者に多く、永久歯の萌出を妨げることがあります。小さな歯が集まった集合性と、組織が不規則に混ざった複雑性があります。治療は摘出です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(2) 線維性異形成症 すりガラス状の不透過像で、歯のような組織はみられないので 誤り
(3) セメント芽細胞腫 歯根と癒着した一塊の不透過像で、歯の組織が集まった像ではないので 誤り
(4) 石灰化上皮性歯原性腫瘍 アミロイドと石灰化物を含む腫瘍で、歯のような組織はみられないので 誤り
(5) セメント質骨性異形成症 中年の女性の歯根尖部に多いので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問55(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「A問題」のほかの問題
- 2024年(令和6年) 第56問42 歳の女性。上顎右側中切歯の動揺を主訴として来院した。3 年前から気付いていたが2
- 2025年(令和7年) 第1問医療安全支援センターについて正しいのはどれか。1 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第26問直接覆髄法と生活断髄法で共通して行うのはどれか。2 つ選べ。
- 2025年(令和7年) 第57問乳歯外傷の特徴はどれか。2 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第1問ラヌーラのMRI(別冊No. 1)を別に示す。矢印で示すのはどれか。1 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第25問夜間の歯ぎしりを訴えて受診した患者の初診時の口腔内写真(別冊No. 6A)、口腔内装置装
スポンサーリンク



