65 歳の男性。右側顎関節部の疼痛を主訴として来院した。5 年前から関節リウマチの治療を受けているという。下顎に設置した…
A問題 第61問
65 歳の男性。右側顎関節部の疼痛を主訴として来院した。5 年前から関節リウマチの治療を受けているという。下顎に設置した描記板上にゴシックアーチを描記した後、赤の咬合紙を用いてタッピング運動を印記した写真(別冊No. 17)を別に示す。ゴシックアーチ描記法の評価で正しいのはどれか。1 つ選べ。
- (1)前方運動の制限
- (2)左側方運動の制限
- (3)右側方運動の制限
- (4)習慣性の偏心咬合位
- (5)不安定なタッピング運動
正答 (2)
正答は (2)。右側の顎関節が痛む患者で、ゴシックアーチの左側方の線が短く、左側方運動が制限されています。
【見るところ】
描記板に矢じり形(ゴシックアーチ)が描かれ、前方運動の線と左右の側方運動の線が頂点から伸びています。左右の側方運動の線の長さが違い、左側方運動の線が短いと読めます。タッピングの赤い印は頂点付近にまとまっています。
左側方運動では、右側の下顎頭が前内下方へ大きく動く必要があります。関節リウマチで右側の顎関節が傷むと、この動きが制限され、左側方運動の線が短くなります。
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【ほかの選択肢】
(1) 前方運動の制限 前方の線は描かれているので 誤り
(3) 右側方運動の制限 右側方運動では右側の下顎頭はほとんど回転するだけなので 誤り
(4) 習慣性の偏心咬合位 タッピングの点がアペックス付近にあるので 誤り
(5) 不安定なタッピング運動 タッピングの点が1か所にまとまっているので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問61(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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