2 歳の男児。歯の色調と形の異常を主訴として来院した。萌出した時から異常がみられ、冷たいものを飲むと嫌がるという。初診時…

A問題 第71問

2 歳の男児。歯の色調と形の異常を主訴として来院した。萌出した時から異常がみられ、冷たいものを飲むと嫌がるという。初診時の口腔内写真(別冊No. 25A)とエックス線画像(別冊No. 25B)を別に示す。歯の異常の原因として考えられるのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2023年(令和5年) 第71問の写真(1/2)歯科医師 2023年(令和5年) 第71問の写真(2/2)
正答 (2)
正答は (2)。萌出の時からすべての乳歯の色と形に異常があるので、遺伝子の変異による歯の形成異常(エナメル質形成不全症など)が考えられます。 【見るところ】 A:上下の乳歯がすべて黄褐色で、表面が粗く、エナメル質が薄いか欠けて見えます。歯の形も小さく尖って見えます。 B:乳歯のエナメル質の層が薄く、はっきりしないと読めます。 すべての歯に同じような異常が萌出の時からあり、象牙質が出て冷たいものにしみる様子から、生まれつきの遺伝性の形成異常と考えます。環境の原因(外傷・感染・薬など)は、その時期に作られていた一部の歯に異常が限られるのがふつうです。
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【ほかの選択肢】 (1) 外傷 外傷を受けた一部の歯に限られるので 誤り (3) 口腔清掃不良 萌出後のう蝕の原因で、萌出時からの異常ではないので 誤り (4) 哺乳瓶の長期使用 萌出後に上顎前歯から進むう蝕の原因なので 誤り (5) フッ化物の過剰摂取 斑状歯の原因で、乳歯にはほとんど起こらないので 誤り

出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問71(厚生労働省 公表)出典元ページ

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