75 歳の男性。1 週前に装着した上顎全部床義歯の使用時の疼痛を主訴として来院した。適合試験材を義歯に塗布し、下顎の側方…

B問題 第74問

75 歳の男性。1 週前に装着した上顎全部床義歯の使用時の疼痛を主訴として来院した。適合試験材を義歯に塗布し、下顎の側方運動を行わせた。来院時の口腔内写真(別冊No. 28A)、側方運動時の顔貌写真(別冊No. 28B)及び運動後の義歯の写真(別冊No. 28C)を別に示す。疼痛の誘因となっているのはどれか。1 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第74問の写真
正答 (2)
正答は (2)。筋突起です。 【見るところ】 A:上顎は無歯顎で、全部床義歯を製作しています。 B:下顎を側方へ動かしています。 C:運動後の義歯では、上顎結節の頰側の後方部の辺縁で、適合試験材が押しのけられて床が透けて見えています。 上顎義歯の頰側後方の床縁(上顎結節の頰側)は、下顎を側方や前方へ動かしたときや大きく開口したときに、下顎の筋突起が前内方へ移動してくる場所です。この部分の床縁が厚すぎたり長すぎたりすると、筋突起に当たって、その間にはさまれた粘膜が圧迫されて痛みます。床縁を薄くし、長さを調整します。
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【ほかの選択肢】 (1) 頰骨弓  義歯の床縁より上方の骨で、下顎の運動で床に当たることはない 誤り (3) 関節突起  顎関節の部分で、義歯から遠い 誤り (4) 茎状突起  側頭骨の下面から下へ出る突起で、義歯に当たらない 誤り (5) 翼状突起  上顎結節の後方にあり、ハミュラーノッチ(翼突上顎切痕)の位置の目安。下顎の側方運動で動くものではない 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問74(厚生労働省 公表)出典元ページ

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