72 歳の男性。経口摂取を希望して来院した。2 年前に上顎右側歯肉癌で上顎亜全摘と肩甲骨・広背筋皮弁による即時再建が行わ…

C問題 第74問

72 歳の男性。経口摂取を希望して来院した。2 年前に上顎右側歯肉癌で上顎亜全摘と肩甲骨・広背筋皮弁による即時再建が行われ、現在まで胃瘻で栄養管理され、義歯は使用していないという。口腔清掃後に行った反復唾液嚥下テストは1 回(2回以下を異常値とする)、改訂水飲みテストでは2点(嚥下あり、むせなし、呼吸切迫あり)であった。初診時の口腔内写真(別冊No. 30)を別に示す。次に行うべきなのはどれか。2 つ選べ。

歯科医師 2024年(令和6年) 第74問の写真
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。咳テストとフードテストです。 【見るところ】 口腔内写真(別冊No. 30)では、上顎右側が切除され、皮弁で再建されています。口蓋の皮弁の表面に汚れや痂皮が付き、残っている歯にも汚れがみられます。 反復唾液嚥下テストは1回(異常)、改訂水飲みテストは2点(嚥下はできるが呼吸切迫あり)で、嚥下機能に問題があると疑われます。経口摂取を始めるかどうか判断するため、さらに次のスクリーニングを行います。 咳テスト:クエン酸の霧を吸わせて咳反射を調べる。咳が出なければ不顕性誤嚥(むせない誤嚥)の危険が高い
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フードテスト:プリン(茶さじ1杯)を食べさせ、嚥下の状態と、嚥下後の口の中の残留をみる。固形物に近い食物での評価になる 必要に応じて嚥下内視鏡検査・嚥下造影検査で精密に評価します。 【ほかの選択肢】 (2) 発語機能検査  構音の評価で、経口摂取の可否の判断に優先する検査ではない 誤り (4) スパイロメトリ  呼吸機能の検査(COPD など)。嚥下の評価ではない 誤り (5) オーラルディアドコキネシス  口腔機能低下症の舌口唇運動機能の検査。嚥下のスクリーニングではない 誤り

出典:2024年(令和6年) 歯科医師国家試験 問74(厚生労働省 公表)出典元ページ

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