64 歳の女性。下顎左側第一大臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。半年前から違和感があり、1 週前から自覚するようになっ…
A問題 第65問
64 歳の女性。下顎左側第一大臼歯の歯肉腫脹を主訴として来院した。半年前から違和感があり、1 週前から自覚するようになったという。6 は、自発痛はないが、打診に反応がある。プロービング深さは全周3 mm 以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No. 21A)とエックス線画像(別冊No. 21B)を別に示す。6 に行う処置で正しいのはどれか。1 つ選べ。
- (1)切 開
- (2)歯根分離
- (3)感染根管治療
- (4)ファーケーションプラスティ
- (5)スケーリング・ルートプレーニング
正答 (3)
正答は (3)。根管治療の済んだ歯の根の周りに透過像があり、ポケットは浅いので、根管由来の病変として感染根管治療を行います。
【見るところ】
A:下顎左側第一大臼歯の頰側の歯肉に、瘻孔と思われる小さな膨らみがあります。
B:根管充塡の像があり、根分岐部から根の周りにかけて透過像があると読めます。
プロービング深さが全周3 mm 以下なので、歯周ポケットからの病変(歯周病由来)は考えにくく、根管からの感染が根分岐部や根尖に広がったものと考えます。根分岐部の病変も、根管の中の感染を取り除くと治ることが多いです。
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【ほかの選択肢】
(1) 切開 膿は瘻孔から出ており、原因の根管を治療するので 誤り
(2) 歯根分離 根分岐部病変が歯周病によるときの処置なので 誤り
(4) ファーケーションプラスティ 歯周病による根分岐部病変の処置なので 誤り
(5) スケーリング・ルートプレーニング 深い歯周ポケットが無いので 誤り
出典:2023年(令和5年) 歯科医師国家試験 問65(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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