調節障害を有し0.1%ピロカルピン塩酸塩点眼によって縮瞳がみられる疾患はどれか。…
午後 第38問
調節障害を有し0.1%ピロカルピン塩酸塩点眼によって縮瞳がみられる疾患はどれか。
- (1)Adie 症候群
- (2)Duane 症候群
- (3)Horner 症候群
- (4)Parinaud 症候群
- (5)動眼神経麻痺
正答 (1)
正答は (1)。調節障害があり、0.1%ピロカルピン点眼で縮瞳するのは Adie 症候群です。
Adie 症候群(瞳孔緊張症)は、毛様体神経節またはその先の副交感神経の障害で、片眼の散瞳、対光反射の消失〜減弱、近見反応でのゆっくりした縮瞳(緊張性瞳孔)、調節障害が起こります。神経が切れた筋は伝達物質に敏感になる(脱神経過敏)ため、正常な瞳孔ではほとんど反応しない薄いピロカルピン(0.1%前後)で縮瞳します。深部腱反射の低下を伴うものを Holmes-Adie 症候群といいます。
【ほかの選択肢】
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(2) Duane 症候群 誤り
先天の眼球運動の異常で、瞳孔や調節の障害はありません。
(3) Horner 症候群 誤り
交感神経の障害で縮瞳・軽い眼瞼下垂が起こります。調節障害はなく、ピロカルピンの検査の対象ではありません。
(4) Parinaud 症候群 誤り
中脳背側の障害で、上方視の障害と対光近見反応解離が起こりますが、薄いピロカルピンへの過敏はみられません。
(5) 動眼神経麻痺 誤り
散瞳と調節障害は起こりえますが、障害は節前の線維なので、薄いピロカルピンへの過敏はふつうみられません。眼瞼下垂と眼球運動の障害も伴います。
出典:2024年(令和6年) 視能訓練士国家試験 問38(厚生労働省 公表)出典元ページ
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