パターン反転刺激を用いて同一健常者から得られた視覚誘発電位〈VEP〉の波形(別冊No. 2)を別に示す。A とB の測定…
午前 第16問
パターン反転刺激を用いて同一健常者から得られた視覚誘発電位〈VEP〉の波形(別冊No. 2)を別に示す。A とB の測定条件の違いはどれか。
- (1)屈折矯正
- (2)刺激野の平均輝度
- (3)順 応
- (4)チェックサイズ
- (5)反転頻度
正答 (5)
正答は (5)。A と B の違いは反転頻度です。
図の A は、反転のあとに約 100 ms で大きな波(P100)が1つ出て、次の反転までに波がおさまる形です。これは反転頻度の低い刺激で記録する一過性(トランジェント)VEP です。
B は、ほぼ同じ形の波が目盛りで約 50 ms ごとに規則正しくくり返されていると読めます。反転頻度を上げると、1回ごとの応答が終わる前に次の応答が始まり、波が重なって正弦波に近い形になります。これが定常状態(ステディステート)VEP です。
【ほかの選択肢】
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(1) 屈折矯正 誤り
(4) チェックサイズ 誤り
ぼけやチェックの大きさは、P100 の振幅や潜時に影響しますが、波形が一過性から周期的な形に変わることはありません。
(2) 刺激野の平均輝度 誤り
パターン反転刺激は反転しても平均輝度が変わらない刺激です。輝度を下げると潜時の延長や振幅の低下が起こりますが、B のような周期的な波形にはなりません。
(3) 順応 誤り
順応の状態の違いで、このような波形の違いは生じません。
【覚え方】
臨床で視神経炎などの評価に使うのは、低い反転頻度の一過性 VEP の P100 潜時と振幅です。
出典:2024年(令和6年) 視能訓練士国家試験 問16(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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