眼球運動障害を中枢性と末梢性に鑑別する際に有用な現象はどれか。2 つ選べ。…
午前 第17問
眼球運動障害を中枢性と末梢性に鑑別する際に有用な現象はどれか。2 つ選べ。
- (1)Bell
- (2)Bielschowsky
- (3)Marcus Gunn
- (4)Pulfrich
- (5)人形の眼
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。中枢性と末梢性の鑑別に有用なのは Bell 現象と人形の眼現象です。
Bell 現象(閉瞼すると眼球が上転する)と人形の眼現象(頭を受動的に動かすと、眼が反対方向に動く頭位眼球反射)は、脳幹の反射の経路で起こります。核上性(中枢性)の障害では随意の眼球運動ができなくても、これらの反射で眼が動きます。一方、核・神経・筋の障害(末梢性)では、反射でも動きません。
例として、進行性核上性麻痺では随意の下方視が障害されても、人形の眼現象で下転が保たれます。
【ほかの選択肢】
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(2) Bielschowsky(頭部傾斜試験) 誤り
上斜筋麻痺で、麻痺側へ頭を傾けると上斜視が増える現象です。麻痺した筋の診断に使い、中枢性と末梢性の鑑別には使いません。
(3) Marcus Gunn 誤り
顎を動かすと下垂した眼瞼が上がる現象(下顎眼瞼連合運動)、または相対的瞳孔求心路障害を指す言葉です。
(4) Pulfrich 誤り
左右眼の伝導時間の差で、往復する振り子が楕円を描くように見える現象です。視神経炎の後などにみられます。
出典:2024年(令和6年) 視能訓練士国家試験 問17(厚生労働省 公表)出典元ページ
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