24 歳の女性。小学生のときより眼位異常を認め、間欠性外斜視と診断されている。最近、眼精疲労と視力低下を自覚し来院した。…

午後 第67問

24 歳の女性。小学生のときより眼位異常を認め、間欠性外斜視と診断されている。最近、眼精疲労と視力低下を自覚し来院した。視力は右1.0(1.2×-0.50 D)、左1.0(1.2×-0.50 D)、裸眼での両眼視力は0.6 であった。フォトスクリーナー(SpotᵀᴹVision Screener)の結果(別冊No. 8)を別に示す。この現象に関係するのはどれか。

視能訓練士 2025年(令和7年) 第67問の図
正答 (4)
正答は (4)。輻湊性調節です。 【見るところ】 フォトスクリーナーの結果は、右 S-3.50 D・C-1.00 D(等価球面 -4.25 D)、左 S-3.50 D・C-0.50 D(等価球面 -3.75 D)で、自覚的な矯正値(両眼とも -0.50 D)より約3 D 以上近視寄りに出ています。眼位はほぼまっすぐ(数°)と表示されています。 間欠性外斜視の人は、外へずれようとする眼を融像性の輻湊で内へ寄せて、まっすぐに保っています。輻湊には調節が連動して起こる(輻湊性調節)ため、両眼を開けて見ていると、寄せる努力に伴って調節が入り、近視の方へずれます。両眼開放で測るフォトスクリーナーで近視寄りの値が出たこと、片眼ずつでは 1.0 見えるのに両眼で見ると 0.6 に下がること、眼精疲労があることは、いずれもこの輻湊性調節で説明できます。
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【ほかの選択肢】 (1) 近接性輻湊  対象が近くにあると感じて起こる輻湊。この調節の増加の説明にはならない 誤り (2) 緊張性輻湊  覚醒時の眼位を決める基礎の輻湊 誤り (3) 調節性輻湊  調節に伴って起こる輻湊で、向きが逆(ここでは輻湊が調節を引き起こしている) 誤り (5) 輻湊けいれん  輻湊・調節・縮瞳が発作的に強く起こり、内斜視になる状態。間欠性外斜視の眼位の保持とは別 誤り

出典:2025年(令和7年) 視能訓練士国家試験 問67(厚生労働省 公表)出典元ページ

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