耐空類別が飛行機輸送Tにおける VMCG(地上における最小操縦速度)に関する説明で、下線部(a)~(d)のうち、正しいも…

航空工学 第4問

耐空類別が飛行機輸送Tにおける VMCG(地上における最小操縦速度)に関する説明で、下線部(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。離陸滑走中に当該速度で臨界発動機が突然不作動になった際(a)77kg(170lb)を超えない方向舵操縦力により(b)(前脚の舵を使わずに)飛行機の操縦を維持し、かつ、(c)5度以下のバンク角で横の操縦を維持することにより、通常の技術の操縦者が安全に離陸を継続できる最小速度である。全発動機作動中の飛行機の加速経路は滑走路の中心線に沿っているとした場合に、臨界発動機が不作動になった点から中心線に平行に修正し終わる点までの経路において中心線から(d)10.7m(35ft)以上ずれてはならない。

正答 (1)
正答は (1)。VMCGの条件は方向舵の力68kg(150lb)・主翼を水平・ずれ9.1m(30ft)なので、正しいのは(b)だけです。 (a)誤り。方向舵の操縦力は68kg(150lb)を超えないことです。(b)正しい。前脚の舵(ノーズ・ホイール・ステアリング)を使わずに操縦を維持します。(c)誤り。地上では主翼を水平に保つ範囲で横の操縦を維持します。5度以下のバンク角は空中のVMC・VMCLの条件です。(d)誤り。中心線からのずれは9.1m(30ft)以内です。 いずれも耐空性審査要領の飛行機輸送Tの規定で、FAAの基準(14 CFR 25.149)と同じ値です。 【覚え方】 最小操縦速度は「150lb・30ft・5度」。VMCGは地上なので主翼は水平、VMC・VMCLは空中なのでバンク5度以下です。

出典:令和2年9月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問4(国土交通省 公表)出典元ページ

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