タービン・エンジンにおける排出物(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学 第16問

タービン・エンジンにおける排出物(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)スモーク(可視煙)は、未燃焼カーボン、すす、その他粒子の集まりであり、これが煙となって黒く見えるものである。一般的に、局部的な過濃混合気の存在が原因と考えられ高出力で発生が多くなる。(b)HC(未燃焼炭化水素)及びCO(一酸化炭素)は不完全燃焼生成物であり、低出力設定時の燃料ノズルから噴霧される燃料が少なく燃焼温度が低い場合や、燃焼室の壁面近くの冷却空気が完全燃焼を妨げる領域で生成される。(c)Nox(窒素酸化物)は、揮発性の低い燃料を使用することによる不完全燃焼生成物であり、エンジンの低速運転時に多く生成される。(d)CO2は化石燃料が完全燃焼した時に発生する燃焼生成物であり、タービン・エンジンにおいても直接燃料の燃焼量に関係する生成物である。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(d)の三つです。 (a)正しい。スモーク(可視煙)は、未燃焼のカーボンやすすなどの粒子の集まりで、局部的に燃料の濃い所ができることが原因です。高出力で多くなります。(b)正しい。HCとCOは不完全燃焼でできる物質で、燃料が少なく燃焼温度が低い低出力時や、燃焼室の壁の近くの冷却空気で燃焼が妨げられる所でできます。(c)誤り。NOxは、高温の燃焼で空気中の窒素と酸素が結びついてできる物質です。不完全燃焼の生成物ではなく、燃焼温度の高い高出力(離陸など)で多くなります。(d)正しい。CO2は燃料が完全に燃えたときにできる物質で、燃料の消費量にそのまま比例します。 【出力との関係】 低出力で多い HC・CO(不完全燃焼) 高出力で多い NOx・スモーク 燃料の量に比例 CO2

出典:令和5年5月期 航空従事者学科試験 定期運送用操縦士(飛行機) 航空工学 問16(国土交通省 公表)出典元ページ

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