一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、「相談すること」の項目中に「甲状腺機能障害又は甲状腺機能亢進症の診断を受け…
医薬品の適正使用と安全対策 第113問
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、「相談すること」の項目中に「甲状腺機能障害又は甲状腺機能亢進症の診断を受けた人」を記載することとされている医薬品の成分とその理由の組み合わせについて、正しいものはどれか。
- (1)成分: メチルエフェドリン塩酸塩 理由: 甲状腺ホルモンの吸収を阻害するおそれがあるため。
- (2)成分: ジプロフィリン 理由: 副交感神経系の興奮作用により、症状を悪化させるおそれがあるため。
- (3)成分: フェニレフリン塩酸塩 理由: 交感神経系の興奮作用により、症状を悪化させるおそれがあるため。
- (4)成分: 沈降炭酸カルシウム 理由: 中枢神経系の興奮作用により、症状を悪化させるおそれがあるため。
正答 (3)
正答は (3)。正しいのはこれです。
【(3) 正しい】
フェニレフリン塩酸塩などのアドレナリン作動成分やマオウは、甲状腺機能亢進症の主症状が交感神経系の緊張等によってもたらされているため、交感神経系を興奮させる成分として症状を悪化させるおそれがあります。そのため「相談すること」に「甲状腺機能障害」の診断を受けた人と記載されます。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。メチルエフェドリン塩酸塩もアドレナリン作動成分で、理由は(3)と同じく交感神経系の興奮作用です。「甲状腺ホルモンの吸収を阻害するおそれ」は、沈降炭酸カルシウム等のカルシウムを含む成分の理由です。
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(2) 誤り。ジプロフィリンの理由は、中枢神経系の興奮作用により症状の悪化を招くおそれがあるためです。「副交感神経系の興奮作用」ではありません。
(4) 誤り。沈降炭酸カルシウム等の理由は、甲状腺ホルモンの吸収を阻害するおそれがあるためです。「中枢神経系の興奮作用」はジプロフィリンの理由です。
【覚え方】
成分と理由の組み合わせが3通りあります。アドレナリン作動成分・マオウ=交感神経系の興奮、ジプロフィリン=中枢神経系の興奮、カルシウムを含む成分=甲状腺ホルモンの吸収阻害、と対にして覚えましょう。
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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