次の表は、ある一般用医薬品のかぜ薬に含まれている成分の一覧である。このかぜ薬に関する記述について、正しいものはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第114問
次の表は、ある一般用医薬品のかぜ薬に含まれている成分の一覧である。このかぜ薬に関する記述について、正しいものはどれか。6錠中イブプロフェン 450 mgプソイドエフェドリン塩酸塩 135 mgL-カルボシステイン 750 mgd-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5 mgジヒドロコデインリン酸塩 24 mg無水カフェイン 75 mg
- (1)15歳未満の小児も飲むことができる。
- (2)このかぜ薬の成分には、乱用に気を付ける成分は含まれていない。
- (3)コーヒーやお茶等のカフェインを含有する飲料と同時に飲んでも問題はない。
- (4)服用後、乗物又は機械類の運転操作をしても問題はない。
- (5)添付文書の使用上の注意において、「相談すること」の項目中に「肝臓病の診断を受けた人」の記載がある。
正答 (5)
正答は (5)。添付文書の「相談すること」に肝臓病の診断を受けた人の記載があります。
【成分一覧を確認します】
このかぜ薬には、次の成分が配合されています。
イブプロフェン …… 解熱鎮痛成分(非ステロイド性抗炎症成分)
プソイドエフェドリン塩酸塩 …… アドレナリン作動成分。鼻づまりの緩和
L-カルボシステイン …… 去痰成分
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 …… 抗ヒスタミン成分
ジヒドロコデインリン酸塩 …… 鎮咳成分(麻薬性)
無水カフェイン …… カフェイン
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【(5)が正しい理由】
イブプロフェンは、「相談すること」の「次の診断を受けた人」の項に肝臓病が挙げられている成分です。肝機能障害を悪化させるおそれがあるためです。このほか、イブプロフェンでは胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、心臓病、腎臓病、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病も相談することとされています。
【(1)が誤り ―― 15歳未満は服用できません】
イブプロフェンは15歳未満の小児には使用しないこととされています。さらに、ジヒドロコデインリン酸塩は12歳未満の小児には使用しないこととされています。したがって、この製剤を15歳未満の小児が飲むことはできません。
【(2)が誤り ―― 乱用に注意すべき成分が含まれます】
問56で確認したとおり、プソイドエフェドリン塩酸塩は濫用等のおそれのあるものとして指定された成分です。ジヒドロコデインリン酸塩も依存性のある成分です(出題当時の指定は鎮咳去痰薬に限られていました)。販売時には購入者の状況確認が必要です。
【(3)が誤り ―― カフェインの重複になります】
この製剤には無水カフェインが含まれていますので、コーヒーやお茶等のカフェインを含有する飲料と同時に飲むと、カフェインの過剰摂取となり、中枢神経系や循環器系への作用が強く現れるおそれがあります。
【(4)が誤り ―― 運転操作は避けます】
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分で、眠気を催します。また、ジヒドロコデインリン酸塩でも眠気が現れることがあります。そのため、服用後は乗物または機械類の運転操作をしないこととされています。
【プソイドエフェドリン塩酸塩の注意も確認】
この成分は、次の人では「してはいけないこと」とされています。
心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人
前立腺肥大による排尿困難の症状がある人
交感神経を刺激する成分ですので、これらの疾患を悪化させるおそれがあるためです。
出典:登録販売者試験 令和3年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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