小児等への医薬品の使用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第9問
小児等への医薬品の使用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が大人と比べ相対的に低い。b 小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄が大人と比べ早い。c 一般的に、5歳未満の患者に使用される錠剤やカプセル剤などの医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。d 乳児は、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくく、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめるのが望ましい。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (2)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (5)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。(c)(d)が正しく、(a)(b)が誤りです。
【(a)が誤り ―― 吸収率は「高い」】
小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が大人と比べ相対的に高いとされています。設問は「低い」としている点が誤りです。腸が長ければ吸収される面積も時間も増える、と理屈で押さえてください。
【(b)が誤り ―― 代謝・排泄は「遅い」】
小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかります。その結果、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出たりすることがあります。設問は「早い」としており、未発達という前提と結論が食い違っています。
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【小児の三つの特徴(再確認)】
腸が長く、吸収率が相対的に高い
肝臓・腎臓が未発達で、代謝・排泄に時間がかかる
血液脳関門が未発達で、成分が脳に達しやすい …… 中枢神経系の副作用
【(c)正しい ―― 5歳未満と喉のつかえ】
一般的に、5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などの医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されています。喉につかえた場合、咳き込んで吐き出し苦しむことになり、その体験から服薬に対する拒否意識を生じることがあります。なお、服用時は、必ず水などで飲み込むよう説明することも大切です。
【(d)正しい ―― 乳児は受診が優先】
乳児は、医薬品の影響を受けやすく、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくいため、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限(夜間等、医師の診療を受けることが困難な場合など)にとどめるのが望ましいとされています。
【誤飲・誤用の予防】
小児は好奇心が強く、何でも口に入れてしまうことがあります。そのため、家庭内では医薬品を小児の手の届かないところ、目につかないところに保管するよう助言してください。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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