一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、含有する成分によらず、「してはいけないこと」の項目中に、「長期連用しないこ…
医薬品の適正使用と安全対策 第108問
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、含有する成分によらず、「してはいけないこと」の項目中に、「長期連用しないこと」と記載することとされている薬効群として、正しいものの組み合わせはどれか。a 胃腸薬b 鼻炎用点鼻薬c 解熱鎮痛薬d ビタミン主薬製剤(いわゆるビタミン剤)
- (1)(a,b)
- (2)(a,d)
- (3)(b,c)
- (4)(b,d)
- (5)(c,d)
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)の2つです。
【薬効群として「長期連用しないこと」とされるもの】
含有する成分によらず、薬効群ごとに「長期連用しないこと」と記載することとされているのは次のものです。
かぜ薬
解熱鎮痛薬
抗菌性点眼薬
鼻炎用内服薬
鎮静薬
アレルギー用薬
鼻炎用点鼻薬
このほか、外用鎮痛消炎薬は成分(インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン、ピロキシカム)によって「長期連用しないこと」とされ、瀉下薬(ヒマシ油)は「長期連用しないこと」ではなく「連用しないこと」とされています。
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理由は、一定期間または一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、ほかに原因がある可能性があるためです。また、症状を抑えることで原疾患の治療を妨げるおそれも挙げられます。
【(b)鼻炎用点鼻薬 ―― 該当します】
鼻炎用点鼻薬は、アドレナリン作動成分が主体であり、過度に使用すると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、二次充血を招いて鼻づまりがひどくなりやすいという性質があります。そのため「長期連用しないこと」とされています。
【(c)解熱鎮痛薬 ―― 該当します】
解熱鎮痛薬は、一定期間または一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、ほかに原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」とされています。また、自覚症状がないまま徐々に臓器の障害が進行するおそれもあります。
【(a)胃腸薬 ―― 薬効群としては該当しません】
胃腸薬については、薬効群として一律に「長期連用しないこと」とされているわけではありません。アルミニウムを含む成分やステロイド性抗炎症成分など、含有する成分によって長期連用を避けることとされる場合があります。設問が「含有する成分によらず」と限定している点が判断の鍵になります。
【(d)ビタミン主薬製剤 ―― 該当しません】
ビタミン主薬製剤(いわゆるビタミン剤)は、「長期連用しないこと」の対象薬効群ではありません。ただし、一定期間(1か月位)服用しても症状の改善がみられない場合には医師の診療を受けることとされています。なお、ビタミンAやビタミンDについては過剰摂取による健康被害がありますので、用量を守ることが大切です。
出典:登録販売者試験 令和4年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ
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