プラセボ効果に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第9問

プラセボ効果に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。a プラセボ効果は、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。b プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用を生じることをいう。c プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることがある。d プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、望ましいもの(効果)のみである。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。 【(a)正しい ―― 目的として使うべきではない】 プラセボ効果は不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではありません。また、一般用医薬品の使用によってもたらされる望ましい反応がプラセボ効果によるものと思われるときには、それを期待して使用を継続することは適切ではありません。 【(b)が誤り ―― 「薬理作用によらない」作用です】 プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的または偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをいいます。設問は「薬理作用を生じる」としており、定義の核心部分が逆になっています。有効成分が働いた結果ではない、という点がこの現象の本質です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【プラセボ効果が生じる要因】 医薬品を使用したこと自体による 楽観的な結果への期待(暗示効果) 条件付けによる生体反応 時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など) 【(c)正しい ―― 客観的な変化としても現れます】 プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることがあります。検査値の変化などがこれにあたります。 【(d)が誤り ―― 不都合なものもあります】 プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)だけでなく、不都合なもの(副作用)もあります。「効果のみである」という限定が誤りです。 【この分野の解き方】 プラセボ効果に関する問題は、次の三点を押さえておけばほぼ対応できます。 薬理作用によらない …… ここを「薬理作用による」とすれば誤り 主観的にも客観的にも現れる …… 「主観のみ」とすれば誤り 効果も副作用も現れる …… 「効果のみ」とすれば誤り いずれも、定義や幅を狭めた記述が誤り、という形になっています。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。解説は愛媛県の見解ではありません。内容について、愛媛県へのお問い合わせはできません。

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「医薬品に共通する特性と基本的な知識」のほかの問題

  1. 令和3年度 第9問小児が医薬品を使用する際に留意すべき事項に関する以下の記述について、( )の中に入れ
  2. 令和4年度 第2問医薬品に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  3. 令和4年度 第15問医薬品の品質に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  4. 令和6年度 第8問医薬品の不適切な使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  5. 令和7年度 第1問医薬品の本質に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  6. 令和7年度 第14問一般用医薬品の役割に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク