薬局における薬剤師不在時間に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

薬事に関する法規と制度 第58問

薬局における薬剤師不在時間に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 定期的な学校薬剤師の業務や在宅対応によって薬剤師が不在となる時間は認められるが、急遽日程の決まった退院時カンファレンスへの参加により不在となる時間は認められない。b 薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖しなければならない。c 薬剤師不在時間内に、第二類医薬品を販売することは、登録販売者が当該薬局に従事していても認められない。d 薬剤師不在時間内は、調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨を当該薬局の外側の見やすい場所に掲示すれば、薬局内に掲示しなくてもよい。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(b)だけです。 【薬剤師不在時間とは】 開店時間のうち、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が当該薬局以外の場所においてその業務を行うため、やむを得ず、かつ、一時的に当該薬局において薬剤師が不在となる時間をいいます。「やむを得ず」「一時的に」という二つの条件がこの定義の核心です。 【(a)が誤り ―― 認められる場合が逆です】 認められるのは、急遽日程の決まった退院時カンファレンスへの参加など、やむを得ず、かつ、一時的に不在となる場合です。一方、学校薬剤師の業務やあらかじめ予定されている定期的な業務によって恒常的に薬剤師が不在となる時間は認められません。設問は認められる場合と認められない場合を入れ替えています。
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認められる …… 急遽日程の決まった業務。 一時的なもの 認められない …… あらかじめ予定されている定期的な業務。 恒常的に不在となるもの 【(b)正しい ―― 調剤室の閉鎖】 薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖しなければなりません。調剤は薬剤師でなければ行えませんので、当然の措置です。 【(c)が誤り ―― 登録販売者は販売できます】 薬剤師不在時間内であっても、登録販売者が当該薬局に従事していれば、第二類医薬品および第三類医薬品を販売することができます。「認められない」という記述が誤りです。一方、要指導医薬品および第一類医薬品は薬剤師でなければ販売できませんので、薬剤師不在時間内は要指導医薬品陳列区画または第一類医薬品陳列区画を閉鎖する必要があります。 【(d)が誤り ―― 薬局内にも掲示が必要です】 薬剤師不在時間内は、調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨等を、当該薬局の内側および外側の見やすい場所に掲示しなければなりません。外側だけでは足りません。店の外から来る人にも、すでに店内にいる人にも分かるようにする必要があります。 【その他の対応】 薬剤師不在時間内は、薬局の管理を行う薬剤師が薬剤師不在時間内に従事している登録販売者と連絡ができる体制を備えなければなりません。また、薬剤師不在時間内に調剤を必要とする処方箋を受け付けたときは、当該薬局において調剤に従事する薬剤師が戻ってから調剤するか、他の薬局を紹介するなどの対応が必要になります。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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