鎮咳去痰薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。…

主な医薬品とその作用 第67問

鎮咳去痰薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。【配合成分】 【配合目的】a ノスカピン ― 中枢神経系に作用して咳を抑えるb ジメモルファンリン酸塩 ― 気管支を拡げるc カルボシステイン ― 痰の切れを良くするd ブロムヘキシン塩酸塩 ― 炎症を和らげる

正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(c)の2つです。 【(a)ノスカピン ―― 正しい】 ノスカピンは鎮咳成分で、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える目的で配合されます。非麻薬性鎮咳成分とも呼ばれます。 【鎮咳成分の分類】 麻薬性 …… コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩。 依存性あり。便秘の副作用。 12歳未満には使用しない。 血液-胎盤関門を通過し、乳汁にも移行する 非麻薬性 …… ノスカピン、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、ジメモルファンリン酸塩、チペピジンヒベンズ酸塩、クロペラスチン塩酸塩
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【(b)が誤り ―― ジメモルファンリン酸塩は鎮咳成分です】 ジメモルファンリン酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える非麻薬性の鎮咳成分です。気管支を拡げるのは、メチルエフェドリン塩酸塩、トリメトキノール塩酸塩水和物、メトキシフェナミン塩酸塩などのアドレナリン作動成分や、ジプロフィリン、テオフィリンなどのキサンチン系成分です。 【(c)カルボシステイン ―― 正しい】 カルボシステインは去痰成分で、痰の切れを良くする目的で配合されます。痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるとともに、粘液成分の含量比を正常化する作用があります。 【(d)が誤り ―― ブロムヘキシンは去痰成分です】 ブロムヘキシン塩酸塩は去痰成分で、気道粘膜からの粘液の分泌を促進し、粘液成分の含量比を正常化し、線毛運動を促進する作用を示します。炎症を和らげるのは、トラネキサム酸、グリチルリチン酸二カリウムなどの抗炎症成分の役割です。 【去痰成分のまとめ】 グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム …… 気道粘膜からの分泌を促進 エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン …… 痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化する ブロムヘキシン塩酸塩 …… 分泌促進、溶解低分子化、線毛運動促進を併せ持つ 成分名の末尾が「システイン」のものは痰そのものに働きかけるもの、と覚えると整理しやすくなります。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛媛県 公表問題)出典元ページ

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