次の記述は、医薬品の保管及び取扱い上の注意に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第106問
次の記述は、医薬品の保管及び取扱い上の注意に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 医薬品は、適切な保管がなされないと化学変化や雑菌の繁殖等を生じることがあるが、シロップ剤は特に変質しにくいため、開封後も冷蔵庫内での保管は不要とされている。b 乳・幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあるため、小児の手の届かないところに保管することが適当である。c カプセル剤は、取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがないため、冷蔵庫内での保管が適当である。d 医薬品として適切な品質が保持できなくなるおそれがあるため、医薬品を他の容器に移し替えることは不適当である。
- (1)(a、b)
- (2)(a、c)
- (3)(b、d)
- (4)(c、d)
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)と(d)です。
【(a)が誤り ―― シロップ剤は変質しやすいものです】
医薬品は、適切な保管がなされないと化学変化や雑菌の繁殖等を生じることがあります。特にシロップ剤などは変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されるのが望ましいとされています。「特に変質しにくい」「冷蔵庫内での保管は不要」はどちらも誤りです。
【(b)正しい ―― 小児の手の届かないところに】
乳・幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあります。また、家庭内において、小児が容易に手に取れる場所(病人の枕元など)や、まだ手が届かないと思っても、小児の目につくところに医薬品が置かれていた場合に、誤飲事故が多く報告されています。そのため、小児の手の届かないところに保管することが適当です。
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【(c)が誤り ―― カプセル剤の冷蔵庫保管は不適当】
錠剤、カプセル剤、散剤等では、取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当とされています。記述は、理由と結論の両方が逆になっています。
【(d)正しい ―― 他の容器に移し替えない】
医薬品を旅行や勤め先等へ携行するために別の容器へ移し替えると、日時が経過して中身がどんな医薬品であったか分からなくなってしまうことがあり、誤用の原因となるおそれがあります。また、移し替えた容器が湿っていたり、汚れていたりした場合、医薬品として適切な品質が保持できなくなるおそれがあります。
【保管の注意をまとめて】
直射日光の当たらない(湿気の少ない)涼しい場所に密栓して保管する
小児の手の届かないところに保管する
他の容器に入れ替えない
他の人と共用しない(点眼薬など)
出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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