次の1~5で示される一般用医薬品の漢方製剤のうち、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、添付文書の「し…
医薬品の適正使用と安全対策 第105問
次の1~5で示される一般用医薬品の漢方製剤のうち、うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、添付文書の「してはいけないこと」の項目の中に、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載することとされているものはどれか。
- (1)芍薬甘草湯
- (2)大黄甘草湯
- (3)大柴胡湯
- (4)防風通聖散
- (5)小柴胡湯
正答 (1)
正答は (1)。該当するのは芍薬甘草湯です。
【(1) 正しい ―― 芍薬甘草湯は連用しません】
芍薬甘草湯は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる漢方処方製剤です。うっ血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、「してはいけないこと」の項に「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載されています。また、心臓病の診断を受けた人は使用を避ける必要があります。カンゾウを含みます。
【ほかの選択肢】
(2) 誤り。大黄甘草湯は、体力に関わらず使用でき、
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便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常発酵、痔などの症状の緩和に適すとされる漢方処方製剤です。ダイオウとカンゾウを含みます。
(3) 誤り。大柴胡湯は、体力が充実して脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、
便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘などに用いられる漢方処方製剤です。ダイオウを含みます。
(4) 誤り。防風通聖散は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、
便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘などに用いられる漢方処方製剤です。ダイオウ、マオウ、カンゾウ等を含みます。
(5) 誤り。小柴胡湯は、インターフェロン製剤との相互作用によって間質性肺炎を起こしやすくなるため、
インターフェロン製剤で治療を受けている人は使用を避ける必要があるとされています(添付文書では「相談すること」の項に記載されます)。「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないこと」の記載の対象ではありません。
出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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