次の記述は、医薬品の販売時のコミュニケーションに関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第17問

次の記述は、医薬品の販売時のコミュニケーションに関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。a 購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合にあっては、コミュニケーションを取らなくてもよい。b 購入者等が医薬品を使用する状況は、随時変化する可能性があるが、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮する必要はない。c 一般用医薬品の場合、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。d 情報提供を受ける購入者等が医薬品を使用する本人で、かつ、現に症状等がある場合には、その人の状態や様子全般から得られる情報も、状況把握につながる重要な手がかりとなる。

正答 (4)
正答は (4)。正しいのは(c)と(d)です。 【(a)が誤り ―― 意識が乏しくても働きかけます】 購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合であっても、コミュニケーションを取らなくてよいということにはなりません。むしろ、  医薬品の販売等に従事する専門家の側から、  情報提供を行うためのコミュニケーション技術を身につけるべき  購入者等が知りたい情報を十分に得ることができるよう、  常に心がけておくことが重要 とされています。購入者が「急いでいるから」「いつものやつでいい」と言う場面こそ、短い言葉で要点を伝える工夫が必要になります。
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【(b)が誤り ―― 継続的な機会の確保は必要です】 購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮することが重要です。「配慮する必要はない」という記述は、この考え方と正反対です。  実務での工夫  その医薬品を使ってみて、  変化があれば相談に来てくださいと伝える  何か気になることがあれば、  いつでも声をかけてくださいと一言添える 【(c)正しい ―― 使用者が当人とは限りません】 一般用医薬品の場合、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえて、販売時のコミュニケーションを考える必要があります。家族のために買いに来る、という場面は日常的にあります。  その場合に確認したいこと  使用するのは誰か(年齢、性別、体格)  その人に持病やアレルギーはないか  その人が他に使っている薬はないか 使用者本人が来店していない以上、購入者を通じて情報を得るしかないという制約があります。必要であれば、本人に確認してから改めて来てもらうよう勧めることも適切な対応です。 【(d)正しい ―― 言葉以外の情報も手がかり】 情報提供を受ける購入者等が医薬品を使用する本人で、かつ、現に症状等がある場合には、言葉によるコミュニケーションから得られる情報だけでなく、その人の状態や様子全般から得られる情報も、状況把握につながる重要な手がかりとなります。  読み取れることの例  顔色、声の調子、呼吸の様子  患部の状態(腫れ、発赤、湿潤の有無)  歩き方や動作のぎこちなさ 「大丈夫です」と言いながら明らかに具合が悪そうな人には、受診を勧めるべき場面もあります。

出典:登録販売者試験 令和4年度(北海道 公表問題)出典元ページ

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