医薬品の販売方法等に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。…

薬事に関する法規と制度 第97問

医薬品の販売方法等に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。a 効能効果が重複する医薬品を組合わせて販売することは、購入者の利便性のため、推奨されている。b 薬局及び店舗販売業において、許可を受けた薬局又は店舗以外の場所に医薬品を販売若しくは授与の目的で貯蔵又は陳列する行為は、一般用医薬品に限り認められている。c 医薬品を懸賞や景品として授与することは、原則として認められていない。d 配置販売業において、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは、配置による販売行為に当たらないため、取締りの対象となる。

正答 (5)
正答は (5)。(a)誤、(b)誤、(c)正、(d)正です。 【(a)が誤り ―― 効能効果が重複する組合せは不適当】 医薬品を組み合わせて販売する場合、効能効果が重複する組合せや、相互作用等により保健衛生上の危害を生じるおそれのある組合せは不適当です。「購入者の利便性のため推奨されている」という記述は誤りです。 組み合わせ販売が認められるのは、購入者の利便性のため、用途が異なる医薬品を組み合わせる場合など、購入者等に対して情報提供を十分に行える範囲内に限られます。たとえば、体温計や救急絆創膏、ガーゼなどと組み合わせるのは差し支えありません。
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なお、組み合わせた場合でも、外箱等に法定表示事項が明瞭に見えるようにする必要があります。 【(b)が誤り ―― 許可を受けた場所以外では貯蔵・陳列できない】 薬局及び店舗販売業において、許可を受けた薬局又は店舗以外の場所に医薬品を販売若しくは授与の目的で貯蔵又は陳列する行為は、認められません。これは一般用医薬品であっても同じです。 具体的には、露天販売、現金行商といった形態は、いかなる医薬品であっても店舗によらない販売として認められません。「一般用医薬品に限り認められている」という記述が誤りです。 【(c)正しい ―― 懸賞や景品としての授与】 医薬品を懸賞や景品として授与することは、原則として認められていません。医薬品は、必要な人が必要な情報とともに購入するものであり、おまけとして配るような性質のものではないからです。 なお、キャラクターグッズ等の景品類を提供して販売することは、不当景品類及び不当表示防止法の限度内であれば認められています。 【(d)正しい ―― 配置販売業での現金売り】 配置販売業は、先用後利(先に使ってもらい、後で使った分の代金を受け取る)という販売形態を前提とした許可です。 したがって、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは、配置による販売行為に当たらず、法に違反するものとして取締りの対象となります。 配置販売業について、あわせて押さえておきたい点を挙げます。  販売できるのは、一般用医薬品のうち、経年変化が起こりにくいこと等の   基準(配置販売品目基準)に適合するものに限られる  配置販売業者又はその配置員は、配置販売に従事しようとする区域の   都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない  あらかじめ、配置販売に従事しようとする区域、期間、氏名、住所等を   都道府県知事に届け出なければならない  医薬品を開封して分割販売することはできない 最後の「分割販売の禁止」は、配置販売業に特有の制限です。薬局や店舗販売業では、特定の購入者の求めに応じて分割販売(量り売り)ができますが、配置販売業ではできません。

出典:登録販売者試験 令和元年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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