眠気を促す薬とアルコールの相互作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。…

主な医薬品とその作用 第28問

眠気を促す薬とアルコールの相互作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。寝つきが悪いときの処置としてアルコールが摂取されることがあるが、飲酒とともに( a )などを含む催眠鎮静薬を服用すると、その鎮静効果が( b )されるおそれがあるため、服用時には飲酒を避ける必要がある。

正答 (5)
正答は (5)。(a)はブロモバレリル尿素、(b)は増強です。 【(a)がブロモバレリル尿素である理由】 ブロモバレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用をもつ鎮静成分です。催眠鎮静薬や、かぜ薬・解熱鎮痛薬の鎮静補助成分として配合されます。  アリルイソプロピルアセチル尿素 …… 同じく鎮静成分。   ブロモバレリル尿素と同じ仲間  いずれも依存性がある  ブロモバレリル尿素は、かつて自殺目的で使用されたことがあり、   大量摂取による昏睡や呼吸抑制が問題となった
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 妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避ける   (胎児に障害を引き起こす可能性がある) 【エテンザミドとカフェインが入らない理由】  エテンザミド …… サリチル酸系の解熱鎮痛成分です。   痛みを抑える薬であって、催眠鎮静薬の主成分ではありません。   なお、エテンザミドは15歳未満で水痘やインフルエンザにかかっている人には使用を避けます(ライ症候群のため)  カフェイン …… 中枢神経系を興奮させて眠気を抑える成分です。   眠気を促す催眠鎮静薬の成分としては、作用が正反対です 設問文が「催眠鎮静薬」と明示していますので、眠気を促す成分でなければなりません。カフェインはここで消せます。 【(b)が増強である理由】 アルコールは、中枢神経系を抑制する作用をもちます。一方、ブロモバレリル尿素などの鎮静成分も、同じく中枢神経系を抑制します。 同じ方向に働くものを同時に摂れば、当然ながら作用は増強されます。その結果、  過度の眠気  判断力や注意力の著しい低下  呼吸抑制 といった危険が生じます。そのため、服用時には飲酒を避ける必要があります。 【なぜ増強されるのか、もう少し詳しく】 アルコールは肝臓の代謝機能を高めるため、「代謝が速くなって効果が弱まるのでは」と考える人もいます。しかし、それは日常的に飲酒している人で、医薬品の代謝が慢性的に速くなっている場合の話です。 服用時に同時に飲酒する場合は、中枢神経系への作用が単純に足し合わされるため、鎮静効果は増強されます。「慢性的な飲酒習慣」と「同時摂取」を分けて考えるのが、この分野を整理する鍵です。 【飲酒を避けるべき主な医薬品】  催眠鎮静薬(ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素、   ジフェンヒドラミン塩酸塩)  かぜ薬、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンは肝機能障害のおそれ、   アスピリン等は胃腸障害のおそれ)  乗物酔い防止薬(抗ヒスタミン成分、抗コリン成分)  鎮咳去痰薬(コデイン類)  ビスマスを含む止瀉薬(ビスマスの吸収が高まる)

出典:登録販売者試験 令和2年度(関西広域連合 公表問題)出典元ページ

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