健康食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品に共通する特性と基本的な知識 第37問
健康食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 健康食品の中でも国が示す要件を満たす「保健機能食品」は、一定の基準のもと健康増進の効果等を表示することが許可された健康食品である。b 「機能性表示食品」は、身体の生理機能などに影響を与える保健機能成分を含むもので、個別に(一部は規格基準に従って)特定の保健機能を示す有効性や安全性などに関する国の審査を受け、許可されたものである。c 「特定保健用食品」は、身体の健全な成長や発達、健康維持に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)の補給を目的としたもので、国が定めた規格基準に適合したものであれば、その栄養成分の健康機能を表示できる。d 健康増進や維持の助けになることが期待されるいわゆる「健康食品」は、あくまで食品であり、医薬品とは法律上区別される。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (3)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
- (5)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。正しいのは(a)と(d)です。(b)と(c)は、説明の中身が入れ替わっている典型的な出題です。
【(a)正しい ―― 保健機能食品とは】
健康食品の中でも国が示す要件を満たす「保健機能食品」は、一定の基準のもと健康増進の効果等を表示することが許可された健康食品です。
保健機能食品は、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3つの総称です。
【(b)が誤り ―― これは特定保健用食品の説明】
設問(b)に書かれている「保健機能成分を含み、個別に(一部は規格基準に従って)特定の保健機能を示す有効性や安全性などに関する国の審査を受け、許可されたもの」というのは、特定保健用食品の説明です。
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機能性表示食品は、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示するもので、消費者庁長官への届出が必要なだけです。個別の許可を受けたものではありません。この一点が最大の違いで、繰り返し問われます。
【(c)が誤り ―― これは栄養機能食品の説明】
設問(c)に書かれている「ビタミン、ミネラルなどの補給を目的とし、国が定めた規格基準に適合していればその栄養成分の健康機能を表示できる」というのは、栄養機能食品の説明です。
特定保健用食品は、身体の生理機能などに影響を与える保健機能成分を含み、特定の保健の用途に適する旨を表示するもので、個別に許可等を受けます。
【3つの違いをまとめて】
特定保健用食品 保健機能成分 個別に許可(一部は規格基準) 特定の保健の用途
栄養機能食品 ビタミン・ミネラル 国の規格基準に適合すればよい 栄養成分の機能
機能性表示食品 事業者の責任 消費者庁長官への届出 機能性の表示
許可・基準・届出、という3語で見分けてください。
【(d)正しい ―― 健康食品は食品である】
いわゆる「健康食品」は、あくまで食品であり、医薬品とは法律上区別されます。法的にも安全性や効果を担保する仕組みはありません。
ただし、医薬品的な効能効果が標榜または暗示されている場合や、アンプル剤や舌下錠のような医薬品的な形状である場合、医薬品的な用法用量が定められている場合には、無承認無許可医薬品として取締りの対象になります。
また、健康食品は誤った使用法により健康被害を生じた例が報告されており、医薬品との相互作用も起こりえます。販売時には、健康食品の摂取の有無についても確認することが重要です。
出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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