医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第27問

医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 便秘薬や総合感冒薬、解熱鎮痛薬などはその時の不快な症状を抑えるための医薬品であり、長期連用すれば、その症状を抑えていることで重篤な疾患の発見が遅れる可能性がある。b 一般用医薬品の長期連用により精神的な依存が起こることがある。c 「薬はよく効けばよい」と短絡的に考えて、定められた用量を超える量を服用すると、副作用につながる危険性が高い。d 医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。

正答 (1)
正答は (1)。a〜d はすべて正しい記述です。 【(a)正しい ―― 症状を抑えることで発見が遅れる】 便秘薬や総合感冒薬、解熱鎮痛薬などは、その時の不快な症状を抑えるための医薬品です。長期連用すれば、症状が覆い隠されて重篤な疾患の発見が遅れる可能性があります。 これはセルフメディケーションの最大の落とし穴です。痛みや便秘が続くこと自体が体の知らせであるのに、薬でその知らせを消し続けてしまうわけです。販売時に「いつから、どのくらい続いているか」を聞くべき理由はここにあります。 【(b)正しい ―― 一般用医薬品でも精神的依存】
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一般用医薬品の長期連用により、精神的な依存が起こることがあります。「これがないと落ち着かない」という状態です。 鎮静成分や鎮咳成分、便秘薬などで問題になります。指定濫用防止医薬品の仕組みが設けられているのも、一般用医薬品で依存が生じ得るからこそです。「市販薬だから依存はない」という思い込みは誤りだと押さえてください。 【(c)正しい ―― 用量を超えれば副作用の危険】 「薬はよく効けばよい」と短絡的に考えて、定められた用量を超える量を服用すると、副作用につながる危険性が高くなります。 医薬品の用量は、効果が出る量と害が出る量の間を狙って定められています。量を増やしても効果は頭打ちになる一方、害だけが増えていくのが一般的な姿です。 【(d)正しい ―― 用量と用法の意味】 医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められています。 用法用量は、単なる目安ではなく、有効性と安全性の折り合いの結果として決められた数字です。1日3回と決まっているのは、血中濃度を有効な範囲に保ちつつ、毒性が現れる濃度に届かせないためです。 【あわせて押さえること】 適正な使用がなされる限りは安全かつ有効な医薬品であっても、乱用された場合には薬物依存を生じることがあり、一度依存が形成されると、離脱することは容易ではありません。

出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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