交感神経系が活発になっているときの効果器とその反応との関係のうち、誤っているものはどれか。…
人体の働きと医薬品 第53問
交感神経系が活発になっているときの効果器とその反応との関係のうち、誤っているものはどれか。効果器 反応
- (1)目 - 瞳孔散大
- (2)胃 - 血管の収縮
- (3)腸 - 運動低下
- (4)肝臓 - グリコーゲンの合成
- (5)膀胱 - 排尿筋の弛緩
正答 (4)
正答は (4)。誤っているのは「肝臓 グリコーゲンの合成」です。
交感神経系が活発になるのは、体が闘争または逃走という緊張状態に対応した状態のときです。この一言を軸に考えれば、個々の反応は覚え直さなくても導けます。
【(4)が誤り ―― 肝臓はグリコーゲンを分解する】
緊張状態では、すぐに使えるエネルギーが必要になります。したがって肝臓では、蓄えてあったグリコーゲンを分解してブドウ糖を放出します。合成する(しまい込む)のは、むしろリラックスしているときの働きです。
なお、副交感神経系が活発になると、肝臓ではグリコーゲンの合成が起こります。この対比でそのまま出題されます。
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【他の選択肢はいずれも正しい】
(1)目 瞳孔散大 敵や獲物をよく見るために瞳が開きます。副交感神経では瞳孔収縮です。
(2)胃 血管の収縮 消化にエネルギーを回している場合ではないので、胃の血管は収縮します。副交感神経では胃液分泌亢進です。
(3)腸 運動低下 同じ理由で、腸の運動は低下します。副交感神経では運動亢進です。
(5)膀胱 排尿筋の弛緩 尿を出している場合ではないので、排尿筋がゆるんで排尿が抑制されます。副交感神経では排尿筋が収縮し、排尿が促されます。
【交感神経が活発なときの主な反応】
心臓 心拍数増加
気管、気管支 拡張(酸素をたくさん取り込む)
腸 運動低下
肝臓 グリコーゲンの分解
皮膚 立毛筋の収縮
汗腺 発汗亢進
末梢血管 収縮(血圧上昇)
唾液腺 少量の粘性の高い唾液を分泌
唾液腺だけは注意が必要です。交感神経でも唾液は出ますが、少量で粘性が高いものです。緊張すると口の中がねばつく、という経験と結びつけてください。副交感神経では唾液分泌亢進で、さらさらした唾液がたくさん出ます。
出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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