循環器用薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第74問

循環器用薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。b イノシトールヘキサニコチネートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされ、血流を改善させる作用があるビタミンAと組み合わせて用いられる場合が多い。c 高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する一般用医薬品の使用は補助的なものであり、高血圧や心疾患そのものへの対処については、医療機関の受診がなされるなどの対応が必要である。d 七物降下湯は、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

正答 (3)
正答は (3)。誤っているのは(b)だけです。 【(a)正しい ―― ユビデカレノン】 ユビデカレノン(コエンザイムQ10)は、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示すとされます。 肝臓や心臓等の臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働くとされています。 ユビデカレノンについての重要な注意です。 15歳未満の小児向けの製品はない 副作用として、胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹・痒みが現れることがある
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医薬品として用いられる場合は、疲労感、動悸、息切れ、むくみの症状がある人に適するが、2週間位使用して症状の改善がみられない場合には、医師の診療を受ける 心臓の病気で医師の治療または指示を受けている人は、使用する前に相談する なお、ユビデカレノンは、食品(いわゆる健康食品)として流通することも可能です。 【(b)が誤り ―― 組み合わせるのはビタミンE】 イノシトールヘキサニコチネートは、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされ、ビタミンE(トコフェロール)と組み合わせて用いられる場合が多いとされています。ビタミンAではありません。 血流を改善させる作用があるのはビタミンEです。第3章・滋養強壮保健薬の分野でも、ビタミンEは手足のしびれ・冷え、しもやけに用いられるとされており、一貫して血行に関わります。 ビタミンAは、夜間視力を維持したり、皮膚や粘膜の機能を正常に保つためのもので、血行とは結びつきません。 なお、ヘプロニカートも同じく、ニコチン酸を遊離して末梢の血液循環を改善する成分です。 これに対し、ルチンはビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられます。この2系統を入れ替える出題は定番です。 【(c)正しい ―― 補助にすぎない】 高血圧や心疾患に伴う諸症状を改善する一般用医薬品の使用は補助的なものであり、高血圧や心疾患そのものへの対処については、医療機関の受診がなされるなどの対応が必要です。 一般用医薬品で高血圧や心臓病を治療することはできません。症状の緩和にとどまる、という位置づけを購入者に伝えてください。 高血圧や心疾患に伴う諸症状(動悸、息切れ、むくみ等)を改善する医薬品は、体力の衰えや疲労感等に伴って現れる症状を緩和するものです。 【(d)正しい ―― 七物降下湯】 七物降下湯は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされますが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされます。 七物降下湯は、小児向けの漢方処方ではなく、15歳未満の小児への使用は避ける必要があります。この点も重要です。 循環器用薬の漢方処方をもう一つ確認しましょう。 三黄瀉心湯 体力中等度以上で、のぼせぎみで顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向等のあるものの高血圧の随伴症状に適す。構成生薬としてダイオウを含むため、瀉下薬の使用を避ける必要がある。体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、だらだら出血が長引いている人には不向き 三黄瀉心湯は体力中等度以上、七物降下湯は体力中等度以下。まず体力の記述で見分けてください。

出典:登録販売者試験 令和7年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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