白血球に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
人体の働きと医薬品 第47問
白血球に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 白血球は、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞である。b 好中球は、白血球のうち最も数が多い。c リンパ球は、白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。d リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージと呼ばれる。
- (1)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
正答 (1)
正答は (1)。a と b が正しい記述です。
白血球は、好中球、リンパ球、単球という3つの主役の名前と割合、そして役割を対にして覚えるのが早道です。
【(a)正しい ―― 白血球の役割】
白血球は、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持つ細胞です。
【(b)正しい ―― 好中球が最も多い】
好中球は、白血球の中で最も数が多く、全体の約60パーセントを占めます。
好中球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解します。数が多く、真っ先に現場に駆けつける歩兵のような存在だと考えてください。
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【(c)が誤り ―― 最も大きく強い食作用を持つのは単球】
白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つのは単球です。リンパ球ではありません。単球は白血球の約5パーセントと少ないのですが、一つひとつが大きく、力が強いのが特徴です。
リンパ球は白血球の約3分の1を占め、血液のほかリンパ液にも分布して循環しています。リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖します。役割は食作用ではなく、細菌・ウイルス等の異物を認識するT細胞リンパ球と、それらに対する抗体(免疫グロブリン)を産生するB細胞リンパ球に分かれます。
【(d)が誤り ―― マクロファージになるのは単球】
血管壁を通り抜けて組織の中に入り込み、組織の中では「マクロファージ(貪食細胞)」と呼ばれるのは単球です。リンパ球ではありません。
(c)と(d)は、どちらも単球の説明にリンパ球という名前を貼り付けた形です。同じ手口が二つ並んでいますので、単球の特徴を押さえておけばまとめて処理できます。
【白血球の三役】
好中球 約60パーセント 遊走して食作用、数の主力
リンパ球 約3分の1 T細胞は異物の認識、B細胞は抗体の産生
単球 約5パーセント 最も大きく強い食作用、組織中ではマクロファージ
このほか、アレルギーに関与する好酸球や好塩基球もあります。
出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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