肝機能障害の症状である黄疸に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。…

人体の働きと医薬品 第59問

肝機能障害の症状である黄疸に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。黄疸とは、( a )が( b )中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。また、過剰となった血液中の( a )が尿中に排出されることにより、尿の色が( c )なることもある。

正答 (1)
正答は (1)。 【(a)は「ビリルビン」】 黄疸は、ビリルビン(胆汁色素)が血液中に滞留することで生じます。 ビリルビンは、役目を終えた赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じる老廃物です。黄褐色の色素で、これが皮膚や白眼を黄色く染めます。 選択肢のトリプシンは、膵液に含まれるタンパク質を分解する消化酵素で、まったく別のものです。正確には、膵臓からトリプシノーゲンとして分泌され、腸内でトリプシンに活性化されて、胃で半消化されたタンパク質(ペプトン)をさらに分解します。色素ではありませんので、黄疸とは関係がありません。
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【(b)は「胆汁」】 ビリルビンは、通常、肝臓で処理されて胆汁中に排出されます。肝機能が低下してこの流れが滞ると、行き場を失ったビリルビンが血液中に滞留します。 膵液ではありません。胆汁は肝臓でつくられ、胆嚢に蓄えられて濃縮される、という経路をあわせて確認しておいてください。 【(c)は「濃く」】 過剰となった血液中のビリルビンが尿中に排出されることで、尿の色が濃くなります。薄くなるのではありません。 色の付いた物質が余分に出てくるのですから、濃くなるのが道理です。理屈で押さえておけば迷いません。 【黄疸の押さえどころ】 症状は、皮膚や白眼が黄色くなる、全身の倦怠感、皮膚の掻痒感、発熱、発疹など ビリルビンが胆汁中に排出されず血液中に滞留することで生じる 尿の色が濃くなることがある 黄疸が現れたときは、直ちに医師の診療を受ける必要があります。医薬品による肝機能障害には、医薬品の成分またはその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、その人の体質により起きるアレルギー性のものの2種類があります。 また、軽度な肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(AST、ALT等の値の上昇)で初めて判明することも多いとされています。症状が出ていないから大丈夫とは言えない、という点も押さえておきましょう。

出典:登録販売者試験 令和6年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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