カフェインに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第67問

カフェインに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a カフェインは、心筋を興奮させる作用があり、副作用として動悸が現れることがある。b 一般用医薬品の眠気防止薬において、カフェインの1回摂取量の上限は、カフェインとして500 mgとされている。c カフェインは、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収促進作用があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。d カフェインは、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、解熱鎮痛薬に配合されている場合がある。

正答 (1)
正答は (1)。a と d が正しい記述です。 【(a)正しい ―― 心筋を興奮させる】 カフェインには心筋を興奮させる作用があり、副作用として動悸が現れることがあります。 そのため、心臓病のある人は服用を避ける必要があります。また、胃液の分泌を亢進させる作用もあり、胃潰瘍のある人も避けるべきとされています。 【(b)が誤り ―― 1回200ミリグラム、1日500ミリグラム】 眠気防止薬におけるカフェインの摂取量は、1回200ミリグラム、1日500ミリグラムが上限とされています。設問は1回の上限を500ミリグラムとしており誤りです。
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数字は必ず2つセットで覚えてください。1回と1日の数字を入れ替えたり、片方だけ示してもう片方の数字を当てはめたりする作り方が定番です。 【(c)が誤り ―― 再吸収は抑制される】 カフェインは、腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収を抑制し、尿量の増加(利尿)をもたらします。「再吸収促進」では尿が減ってしまい、利尿という結論と矛盾します。 結論から逆算するのがこの手の設問のコツです。利尿をもたらすと書いてあるのに再吸収を促進すると書いてあれば、どちらかが間違っている、と気づけます。 なお、カフェインには脳に軽い興奮状態を引き起こす作用もあり、これが眠気や倦怠感を一時的に抑える本体です。 【(d)正しい ―― 鎮痛補助】 カフェインは、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を増強する効果を期待して、解熱鎮痛薬に配合されている場合があります。 このほか、かぜ薬や鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に、抗ヒスタミン成分等による眠気の解消を目的として配合されることもあります。 【あわせて押さえること】 カフェインには依存を形成する性質があり、反復摂取により習慣になりやすいことにも注意が必要です。また、吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られており、授乳中の人は摂取量に注意が必要です。乳児は肝臓が未発達で、カフェインの代謝にはより長い時間がかかるため、乳児の体内にカフェインが蓄積するおそれがあります。 なお、眠気防止薬は、一時的に眠気や倦怠感を抑える医薬品であり、睡眠が不要になるというものではありません。また、小児用の眠気防止薬はありません。

出典:登録販売者試験 令和8年度(群馬県 公表問題)出典元ページ

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