皮膚に用いる薬の成分に関する以下の記述について、誤っているものを一つ選びなさい。…
主な医薬品とその作用 第87問
皮膚に用いる薬の成分に関する以下の記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
- (1)デキサメタゾンは、外用の場合、末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示し、特に痒みや発赤などの皮膚症状を抑えるステロイド性抗炎症成分である。
- (2)サリチル酸メチルは、皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして反射的な血管の拡張による患部の血行を促す効果がある。
- (3)酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。
- (4)尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善する作用がある。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
【(2) 誤り ―― それは冷感刺激成分の説明】
「皮膚表面に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして反射的な血管の拡張による患部の血行を促す」のは、メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油等の冷感刺激成分の説明です。サリチル酸メチルは、皮膚から吸収された後、サリチル酸に分解されて患部局所でのプロスタグランジンの産生を抑える作用も期待されますが、主として局所刺激により患部の血行を促し、末梢の知覚神経に軽い麻痺を起こすことにより、鎮痛作用をもたらすと考えられている成分です。
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【ほかの選択肢】
(1) 正しい。デキサメタゾンはステロイド性抗炎症成分で、外用の場合は末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示し、特に痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられます。
(3) 正しい。酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示します。患部が浸潤又は化膿している場合、傷が深いときなどには、表面だけを乾燥させてかえって症状を悪化させるおそれがあり、使用を避けることとされています。
(4) 正しい。尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられます。
出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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