歯槽膿漏薬に含まれている成分及びその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
主な医薬品とその作用 第91問
歯槽膿漏薬に含まれている成分及びその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。成分 作用ア イソプロピルメチルフェノール - 歯肉溝での細菌の繁殖を抑えるイ 銅クロロフィリンナトリウム - 歯肉炎に伴う口臭を抑えるウ グリチルリチン酸二カリウム - 歯周組織の出血を抑えるエ クロルヘキシジングルコン酸塩 - 歯周組織の炎症を和らげる
- (1)(ア、イ)
- (2)(ア、エ)
- (3)(イ、ウ)
- (4)(ウ、エ)
正答 (1)
正答は (1)。正しい組み合わせは(ア)と(イ)です。
【(ア)正しい ―― イソプロピルメチルフェノール】
殺菌消毒成分であり、歯肉溝での細菌の繁殖を抑える目的で配合されます。
同じ働きの成分 …… セチルピリジニウム塩化物、
クロルヘキシジングルコン酸塩、チモールなど。
【(イ)正しい ―― 銅クロロフィリンナトリウム】
歯肉炎に伴う口臭を抑える目的で配合されます。このほか、炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用も期待されています。
名前の由来 …… クロロフィルは植物の葉緑素です。
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消臭に用いられるのは、この性質によります。
胃の薬(銅クロロフィリンカリウム)としても登場し、胃粘膜の保護・修復の目的で配合されます。
【(ウ)が誤り ―― グリチルリチン酸二カリウムは「抗炎症成分」】
グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症成分で、歯周組織の炎症を和らげる目的で配合されます。出血を抑える成分ではありません。
歯周組織の出血を抑える成分 ……
カルバゾクロムです。
毛細血管を補強・強化して出血を抑える作用があります。
止血に関わる成分の整理
カルバゾクロム …… 毛細血管を強化して止血。
フィトナジオン(ビタミンK1) ……
血液の凝固機能を正常に保つ。
【(エ)が誤り ―― クロルヘキシジングルコン酸塩は「殺菌消毒成分」】
クロルヘキシジングルコン酸塩は殺菌消毒成分で、歯肉溝での細菌の繁殖を抑える目的で配合されます。炎症を和らげる成分ではありません。(ウ)と(エ)で、抗炎症成分と殺菌消毒成分の説明が入れ替えられている、という作りです。
クロルヘキシジンの注意 ……
口腔内に適用される場合に、まれにショック(アナフィラキシー)を生じることがあります。
【歯槽膿漏薬に配合される成分のまとめ】
殺菌消毒成分 …… セチルピリジニウム塩化物、
クロルヘキシジングルコン酸塩、イソプロピルメチルフェノール、チモール。
抗炎症成分 …… グリチルリチン酸二カリウム、
グリチルレチン酸。
ステロイド性抗炎症成分(ヒドロコルチゾン酢酸エステル等)は、長期連用を避けます。
止血成分 …… カルバゾクロム。
組織修復成分 …… アラントイン。
生薬成分 …… カミツレ(キク科のカミツレの頭花。
抗炎症、抗菌、発汗)、ラタニア(クラメリア科のラタニアの根。
収斂により炎症の寛解を促す)、ミルラ(カンラン科のミルラノキ等の樹皮から得た樹脂。収斂、抗菌)。
内服薬の成分 …… ビタミンC(コラーゲン代謝を改善し、
炎症を起こした歯周組織の修復を助ける。
毛細血管を強化して出血を抑える)、ビタミンE(歯周組織の血行を促す)。
出典:登録販売者試験 令和元年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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