一般用医薬品の安全対策に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。…
医薬品の適正使用と安全対策 第59問
一般用医薬品の安全対策に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。ア 一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が、2003年5月までに26例報告されたことを受け、厚生労働省は、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示した。イ アミノピリンは、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていたが、2003年8月までに間質性肺炎の副作用症例が複数報告されたことから、プソイドエフェドリン塩酸塩等への切替えが行われた。ウ 解熱鎮痛成分として塩酸フェニルプロパノールアミンが配合されたかぜ薬の使用による重篤な副作用(ショック)で死亡例が発生し、1965年、厚生省(当時)は関係製薬企業に対し、製品の回収を要請した。エ 小柴胡湯については、インターフェロン製剤との併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。
- (1)ア: 正 イ: 正 ウ: 正 エ: 誤
- (2)ア: 正 イ: 誤 ウ: 誤 エ: 正
- (3)ア: 誤 イ: 正 ウ: 正 エ: 正
- (4)ア: 誤 イ: 正 ウ: 誤 エ: 誤
- (5)ア: 誤 イ: 誤 ウ: 正 エ: 正
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(ア)と(エ)です。
【(ア)正しい ―― 一般用かぜ薬による間質性肺炎】
2003年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が計26例報告されました。厚生労働省は、同年6月、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示しました。
【(イ)が誤り ―― これは塩酸フェニルプロパノールアミン】
鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていたもので、2003年8月までに脳出血等の副作用症例が複数報告されたことから、プソイドエフェドリン塩酸塩等への切替えが指示されたのは、塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)です。アミノピリンではなく、副作用も間質性肺炎ではありません。
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【(ウ)が誤り ―― これはアミノピリン・スルピリン】
アンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用(ショック)で死亡例が発生し、1965年に製品の回収が要請されたのは、解熱鎮痛成分としてアミノピリン、スルピリンが配合されたものです。設問は(イ)と(ウ)の成分名が入れ替わっています。
【(エ)正しい ―― 小柴胡湯とインターフェロン製剤】
小柴胡湯については、インターフェロン製剤との併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされました。その後、慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎を発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、1996年3月に緊急安全性情報の配布が指示されています。
出典:登録販売者試験 令和5年度(福岡県 公表問題)出典元ページ
最終更新日
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