一般用医薬品の添付文書等における「使用上の注意」の記載に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
医薬品の適正使用と安全対策 第105問
一般用医薬品の添付文書等における「使用上の注意」の記載に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a インドメタシンが配合された外用薬は、感染に対する効果はなく、感染の悪化が自覚されにくくなるおそれがあるため、「患部が化膿している人」には使用しないこととされている。b ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、使用中又は使用後しばらくしてから重篤な光線過敏症が現れることがあるため、「本剤の使用中は、天候にかかわらず、戸外活動を避けるとともに、日常の外出時も本剤の塗布部を衣服、サポーター等で覆い、紫外線に当てないこと。なお、塗布後も当分の間、同様の注意をすること」とされている。c ロートエキスが配合された内服薬は、乳児に徐脈を起こすおそれがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」とされている。d ロペラミド塩酸塩は、眠気等を生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
- (1)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (2)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 誤
- (5)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。(c)だけが誤りです。
【(a)正しい ―― インドメタシンと化膿】
感染に対する効果はなく、感染の悪化が自覚されにくくなるおそれがあるため、「患部が化膿している人」には使用しないこととされています。
同じ扱いの成分 ……
フェルビナク、ケトプロフェン、ピロキシカム等の非ステロイド性抗炎症成分。
なぜ危ないか ……
痛みや腫れを一時的に和らげることで、皮膚感染が自覚されにくくなり、発見が遅れます。
【(b)正しい ―― ケトプロフェンと光線過敏症】
使用中又は使用後しばらくしてから重篤な光線過敏症が現れることがあるため、次のように記載されます。
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「本剤の使用中は、天候にかかわらず、戸外活動を避けるとともに、日常の外出時も本剤の塗布部を衣服、サポーター等で覆い、紫外線に当てないこと。
なお、塗布後も当分の間、同様の注意をすること」
注意 ……
白い生地や薄手の服は紫外線を透過するため、それで覆うだけでは足りません。
使用を避ける人 ……
チアプロフェン酸、スプロフェン、フェノフィブラートを含有する医薬品、オキシベンゾン、オクトクリレンを含有する化粧品、日焼け止めでアレルギー症状を起こしたことがある人。
妊婦又は妊娠していると思われる女性。
【(c)が誤り ―― 徐脈ではなく頻脈】
ロートエキスが配合された内服薬は、乳児に頻脈を起こすおそれがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」とされています。
徐脈ではありません。
筋道 ……
ロートエキスは抗コリン成分です。
抗コリン作用は副交感神経の働きを抑えるので、心拍数は上がります。
副交感神経が心拍を抑えているのですから、それを抑えれば速くなります。
もう一つの注意 ……
ロートエキスは母乳が出にくくなることもあります。
【(d)正しい ―― ロペラミド塩酸塩と運転操作】
眠気等を生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされています。
ほかの注意 ……
15歳未満の小児には適用がありません。
服用時は飲酒しないこと。
食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢の症状に用いられ、食あたりや水あたりによる下痢は適用対象ではありません。
出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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