次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「次の症状がある…
医薬品の適正使用と安全対策 第105問
次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「次の症状がある人」として「前立腺肥大による排尿困難」と記載することとされている成分等はどれか。
- (1)マオウ
- (2)カフェイン
- (3)フェニレフリン塩酸塩
- (4)プソイドエフェドリン塩酸塩
- (5)トリメトキノール塩酸塩水和物
正答 (4)
正答は (4)。プソイドエフェドリン塩酸塩です。
【なぜプソイドエフェドリンだけなのか】
プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて交感神経系への刺激作用が強いという特徴があります。交感神経の刺激は膀胱の排尿筋を弛緩させるため、前立腺肥大による排尿困難がある人では症状を悪化させ、尿閉を生じるおそれがあります。
重要な点 …… これは「相談すること」ではなく
「してはいけないこと」に記載されています。
つまり販売してはならない、という強い制限です。
プソイドエフェドリンが使用できない人 ……
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心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人、前立腺肥大による排尿困難がある人。
なお、モノアミン酸化酵素阻害剤
(セレギリン塩酸塩等)で治療を受けている人は使用を避ける必要がありますが、添付文書では「相談すること」の項目に記載されます。
【他の選択肢について】
マオウ …… エフェドリンを含み交感神経を刺激しますが、「相談すること」として心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の記載があります。
カフェイン …… 中枢神経系の興奮作用があり、カフェインを主薬とする眠気防止薬では、胃潰瘍の診断を受けた人は「してはいけないこと」とされています。
フェニレフリン塩酸塩 …… アドレナリン作動成分ですが、「相談すること」として高血圧、心臓病、糖尿病、甲状腺機能障害の記載です。
トリメトキノール塩酸塩水和物 ……
気管支拡張のアドレナリン作動成分で、やはり「相談すること」の扱いです。
整理の仕方 …… 交感神経刺激作用を持つ成分は多数ありますが、「してはいけないこと」として前立腺肥大による排尿困難が明記されているのはプソイドエフェドリン塩酸塩だけ、と覚えてください。
出典:登録販売者試験 令和4年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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