医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第6問

医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 副作用は起きないことが望ましいため、副作用が起きる仕組みや起こしやすい要因の認識、また、それらに影響を与える体質や体調等をあらかじめ把握し、適切な医薬品の選択、適正な使用が図られることが重要である。b 医薬品が人体に及ぼす作用は、すべて解明されていないが、十分注意して適正に使用すれば副作用が生じることはない。c 一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等から副作用の発生の経過を十分に聴いて、その後の適切な医薬品の選択に資する情報提供を行う等の対応をする必要がある。d 一般用医薬品を継続して使用する場合には、特段の異常が感じられなくても医療機関を受診するよう、医薬品の販売等に従事する専門家から促していくことが重要である。

正答 (2)
正答は (2)。組み合わせは a 正、b 誤、c 正、d 正 です。 【(a)正しい ―― 副作用は「予測して避ける」もの】 副作用は起きないに越したことはありません。そのためには、どういう仕組みで副作用が起こるのか、どんな人が起こしやすいのかをあらかじめ知っておき、購入者の体質や体調をふまえて医薬品を選ぶことが大切です。記述のとおりです。 【(b)が誤り ―― 適正に使っても副作用は起こりうる】 ここが唯一の誤りです。医薬品が人体に及ぼす作用はすべてが解明されているわけではなく、十分注意して適正に使用した場合であっても、副作用が生じることはあります。だからこそ、購入者に対して「何か異常を感じたら使用を中止して相談してください」と伝える必要があるのです。
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「適正に使用すれば副作用は生じない」「正しく使えば安全である」といった断定的な言い回しは、ほぼ例外なく誤りの選択肢です。逆に「適正に使用しても起こりうる」という控えめな表現は正しいことが多い、と覚えておくと判断が速くなります。 副作用には大きく次の2つの捉え方があることも押さえておきましょう。 薬理作用による副作用 …… その医薬品が本来もつ作用のうち、目的以外のもの。眠気や口渇など アレルギー(過敏反応) …… 免疫の過剰な反応。用量とは無関係に、ごく少量でも起こりうる アレルギーは用量に関係なく起こる点が重要で、「少量だから副作用は出ない」という記述を否定する根拠になります。 【(c)正しい ―― 聴き取りが次の選択につながる】 副作用が疑われる訴えがあったときは、いつから、どんな症状が、どの医薬品を使ってどのくらいで現れたのかを十分に聴き取ります。その情報は、次にどの医薬品を勧めるか(あるいは受診を勧めるか)の判断材料になります。 【(d)正しい ―― 漫然とした継続使用を避ける】 一般用医薬品を長く使い続けている場合、症状が抑えられているだけで背後の病気が進行していることがあります。そのため、特に異常を感じていなくても、医療機関の受診を促していくことが重要とされています。少し意外に感じる記述ですが、手引きにそのまま書かれている内容ですので、正しいものとして覚えてください。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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