スモン訴訟及びC型肝炎訴訟に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。…

医薬品に共通する特性と基本的な知識 第18問

スモン訴訟及びC型肝炎訴訟に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。スモン訴訟は、整腸剤として販売されていた( a )を使用したことにより、( b )に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。また、C型肝炎訴訟は、出産や手術での大量出血などの際に特定の( c )や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。

正答 (1)
正答は (1)。a はキノホルム製剤、b は亜急性脊髄視神経症、c はフィブリノゲン製剤です。 【(a)キノホルム製剤 ―― 整腸剤として売られていた】 スモンの原因となったのはキノホルム製剤です。もともと外用の殺菌消毒薬として用いられていましたが、のちに整腸剤として内服にも使われるようになりました。問題文に「整腸剤として販売されていた」とありますので、ここが手がかりになります。 日本では1970年9月に販売が停止されています。 【(b)亜急性脊髄視神経症 ―― スモンの正式名称】 スモンは亜急性脊髄視神経症のことです。英語の病名の頭文字をとった呼び名で、次のような症状が現れます。順に進む経過まで問われますので、流れで覚えてください。
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初期 …… 腹部の膨満感から、激しい腹痛を伴う下痢 次いで …… 下半身の痺れ、脱力、歩行困難 重症例 …… 視覚障害から失明に至ることもある 選択肢にある混合性結合組織病は、別の病気であり関係がありません。なお、この病気はサリドマイド訴訟とともに、後の医薬品副作用被害救済制度創設のきっかけとなりました。 【(c)フィブリノゲン製剤 ―― 止血のために使われた】 C型肝炎訴訟は、出産や手術での大量出血などの際に、フィブリノゲン製剤または血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことで、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟です。 問題文に「血液凝固第Ⅸ因子製剤や」と並べて書かれていますので、同じく血液に由来する製剤が入ると見当がつきます。インターフェロン製剤はウイルス性肝炎の治療に使う薬であって、感染の原因ではありません。ここを取り違えないようにしてください。 C型肝炎訴訟については、国と製薬企業を被告として複数の地裁で提訴され、2008年1月に特別措置法が制定・施行されて、和解を進める仕組みが整えられました。あわせて、被害者の早期・全面的な救済に向けたフィブリノゲン製剤と血液凝固第Ⅸ因子製剤による健康被害の実態調査が行われています。

出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ

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