目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。…
人体の働きと医薬品 第67問
目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。a 眼瞼は、素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできているため、むくみ(浮腫)等、全身的な体調不良の症状が現れにくい部位である。b 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなる。c 涙液は、血漿から産生され、角膜や結膜を感染から防御するリゾチームや免疫グロブリン等を含んでいる。d 主に水晶体の厚みを変化させることによって、遠近の焦点調節が行われており、水晶体は、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。
- (1)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 正
- (3)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
- (4)a: 正 b: 正 c: 正 d: 誤
- (5)a: 誤 b: 正 c: 正 d: 正
正答 (5)
正答は (5)。組み合わせは a 誤、b 正、c 正、d 正 です。
【(a)が誤り ―― むくみは現れ「やすい」】
眼瞼(まぶた)は、素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできています。ここまでは正しい記述です。
誤っているのは結論の部分で、皮下組織が少なく薄いため、むくみ(浮腫)等、全身的な体調不良の症状が現れやすい部位です。問題文は「現れにくい」としていますので誤りです。
薄くて余裕のない組織だからこそ、わずかな水分の貯留でも見た目に現れる、と考えれば理屈で導けます。泣いた翌朝や、腎臓の調子が悪いときにまぶたが腫れるのは、このためです。
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【(b)正しい ―― 涙器の構成】
涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなります。記述のとおりです。
涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、血漿から涙液を産生します。産生された涙液は目の表面を潤したあと、涙道(涙点、涙小管、涙嚢、鼻涙管)を通って鼻腔へ流れ出ます。
泣いたときに鼻水が出るのは、涙が鼻腔へ流れ込むためです。点眼薬で「目頭を押さえる」よう助言するのも、この通り道をふさいで薬液が鼻へ流れないようにするためでした。構造と実務が結びつく箇所です。
【(c)正しい ―― 涙液の成分と働き】
涙液は血漿から産生され、リゾチームや免疫グロブリン等を含んでいて、角膜や結膜を感染から防御しています。記述のとおりです。
涙液の働きは複数ありますので、まとめて覚えましょう。
ゴミや埃を洗い流す
角膜に酸素や栄養分を供給する …… 角膜には血管がないため
老廃物を洗い流す
リゾチームや免疫グロブリンで感染を防ぐ
角膜表面を滑らかに保ち、光の屈折を正常にする
とくに「角膜には血管がない」という点は重要で、だからこそ涙液が栄養を運ぶ役目を担っています。
【(d)正しい ―― 水晶体の厚みが変わる】
遠近の焦点調節は、主に水晶体の厚みを変化させることによって行われます。水晶体は、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になります。記述のとおりです。
水晶体を動かしているのは毛様体という筋肉です。
近くを見るとき …… 毛様体が収縮 → 水晶体が厚くなる
遠くを見るとき …… 毛様体が弛緩 → 水晶体が薄く(扁平に)なる
筋肉が縮むときに水晶体が厚くなる、という対応は直感と逆に感じられますので、意識して覚えておきましょう。
出典:登録販売者試験 令和5年度(愛知県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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